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Q3 雇入れ時に結んだ労働契約の内容を変更したいのですが

A3 契約内容の変更には使用者と労動者のあいだの合意が必要です

契約変更は労使の合意によって可能

労働契約法第8条には「労働者および使用者は、その合意により、労働契約の内容である労働条件を変更することができる」とあります。

そのため、労動者との合意があれば労働契約の変更はいつでも可能です。その際、変更内容について書面を交付することまでは法律で義務付けられていません。

 

時間経過とともに労働契約が変化することも

また、労働契約は知らず知らずのうちに変わっているということもあります。

知らず知らずのうち、というと、若干語弊がありますが、要はこういうことです。

ある会社に事務職として入り、労働契約上も事務職に職種を絞ってあったが、会社から人手不足で営業も少しやってほしい、となった場合。

労働者がこれに対して了承した場合は餅路のこと、特に何も言わずにそれに従った場合も暗黙の合意があったと考えることができます。

結果、その労動者の職種はその合意のあった日、もしくは合意時に定めた日から事務兼営業となるわけです。

このように、労使間が労働契約の変更を特に意識していない場合でも、合意があれば労働契約は変更されうるわけです。

 

労働契約変更時に関しては、書面の交付等による明示は義務づけられていない

労動者の職種は労働契約締結時の場合、書面の交付による明示が義務付けられている項目ですが、労働契約の変更時にはそうした定めは特にないので、労働基準法違反にもなりません。

近年言われるようになってきた職種限定正社員に関しても、こうした合意があると、限定していたはずの職種がいつの間に広がっていたという自体にならないよう気をつける必要があるでしょう。

 

Q1 労働者を雇う際、必ず書面で労働契約を結ばなければいけませんか
Q2 労働契約を結ぶ際に労動者に必ず伝えておかないといけないことはありますか
Q3 雇入れ時に結んだ労働契約の内容を変更したいのですが
Q4 労働者に契約違反があった場合、損害賠償を請求することは可能ですか
Q5 内定を与えても正式な労働契約を結んだことにはなりませんよね
Q6 内定を辞退した労動者に対して損害賠償を請求することはできますか
Q7 労働契約と雇用契約の違いはなんですか
Q8 労働基準法の基準を下回る契約は有効ですか
Q9 就業規則と労働契約とで内容の異なる箇所があるのですが

2019/11/29