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今から社労士試験の願書出したってやる気のない人たちと同部屋になって毒されるだけ

2016年5月28日

社労士試験の願書締切期限が迫っていることもあってか、このブログでは最近「社労士試験」関連のキーワードでの流入が増えてます。

ちなみにグーグルで検索すると、「社労士試験」単体のキーワードだと1ページには入らないけど2ページぐらいには入る。これに加えて「合格率」とか「2.6%」とか去年の試験関連のキーワードが入ると、ほぼほぼ1ページ目で表示される模様。

まあ、表示されるのがこちらの記事なので、

国家試験の恥だから社労士試験の合格率をいじるのはもうやめろ

社労士試験運営側からは迷惑な話かもしれませんが(笑)。

で、こんな時期に社労士試験について検索しているということは、今年の試験を受けるかどうか迷っているということなのかもしれませんが、個人的な見解を述べると、今の時期まで迷ってるくらいなら受けないほうがいいかもしれない(また、社労士試験運営側に迷惑な発言笑)。

 

ギリギリまで願書を出さない人は…

前提として、どんな試験でも、絶対に受かってやろうと気合の入ってる受験者って、かなり早い段階、それこそ願書の交付とほぼ同時期に手続きを済ませているものです。

わたし自身は2度社労士試験を受けてますが、1度目は少し遅れたものの、2度目は願書の交付から1週間とかからず応募を済ませた記憶があります。うちの事務所概要わたしのプロフィール見てもらえばわかりますが、2度目で落ちたらかなりヤバかったので、めちゃくちゃ気合入ってたわけです。

なので、はっきり言って、今からギリギリで願書を出そうなんて人なんかと比べてやる気がぜんぜん違ったわけです。

 

受験当日の教室は願書提出が同じ時期の人が同部屋

それでも、たとえ受かる見込みがなくても、記念受験だったり、来年のために受験の雰囲気だけでも知っておこう、ということで受験を考えている人もいるでしょう。

ただ、前者はともかく、後者の場合なら、なおさら早めに願書を出したほうがいい。

というのも、どこの試験も同じですが、社労士試験の願書を提出すると、自分の受験番号が入った受験票が返ってきます。

で、この受験番号がどうも願書を提出した順、つまり先着順で決まっているみたいなのです。なので、受験番号が近い、ということは、願書を提出した時期が近いということになります。

また、試験当日、受験会場内のどこの教室で受けるかはこの受験番号によって決まります。連番で、○○番から○×番の人はAの教室、◯△番から◯□番の人はBの教室といったように決まるので、必然的に、願書を提出した時期が近い人と同じ教室になります。

つまり、↓こんな感じ。

000001~000100 A教室
000101~000200 B教室
000201~000300 C教室
000301~000400 D教室
000401~000500 E教室

A教室で受験する人たちというのは、当然、願書の提出も早くやる気のある人たち。

一方、E教室で受ける人達というのは、願書提出の遅かった、おそらくやる気のない人たち。

 

経験者が語るA教室とE教室の差

で、話はもう一度わたしの受験の話に戻るのですが、先ほど言ったように、2回目の受験のとき、わたしはかなり早く願書の提出を済ませました。

そのおかげで(?)、受験日当日のわたしの教室は、上の例で言うA教室で受験することができました。

別に、教室がAだろうがBだろうが、試験に受かるも落ちるもその人の実力次第ですが、少なくともA教室の雰囲気はピリピリ、とは言わないまでも(一番ピリピリしてたのはわたしだ)、雰囲気は引き締まっていて、試験を休む人や途中退出する人もそれほど多くありませんでした。

一方、それから数年後、社労士になったわたしは、上の例で言うE教室で社労士試験の試験官を行うという機会に恵まれました。

Aで受けた時と立場は違えど、そのとき感じたのは、Aと比べると、さすがに受験に来る人達も大人なので私語する受験者はいませんでしたが、朝から空席は目立つし、途中退出する人も多い、ということで、最初から試験に受かることを諦めてるような人たちが散見されました。

 

なので、正直、今更願書を提出したとしても、E教室みたいなところで試験を受けるのであれば、次の年に繋がるのか、わたしの中で疑問があるわけです。

試験の環境に慣れるといったって、やる気がない人たちに囲まれて、おまけに自分自身もろくにやる気がない、なんて環境と精神状況で得られるものなんて何もない。

あと、試験のタイムスケジュールに慣れたかったら、本番の試験でなくても大原やLECの模試を飽きるくらい受ければいいだけだし。

よって、今の時期に言っても後の祭りですが、たとえ今年受かる見込みがなくても、願書を出すなら早いほうがいいかと思います。

 

あと、これは余談ですが、実際、願書提出の早さと合格率に相関があるか、去年の合格者の受験番号から調べようかとも思ったんだけど、去年の合格者発表の公開はもう終わってました。どうしても知りたかったら、官報買わないとダメらしいので、どうするか考えておきます。最悪、今年の試験の合格発表後にネタにするかも(笑)

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  • この記事を書いた人

社会保険労務士 川嶋英明

社会保険労務士川嶋事務所の代表。「いい会社」を作るためのコンサルティングファーム「TNC」のメンバー。行動経済学会(幽霊)会員 社労士だった叔父の病気を機に猛勉強して社労士に。今は亡くなった叔父の跡を継ぎ、いつの間にか本まで出してます。 著書に「「働き方改革法」の実務」「定年後再雇用者の同一労働同一賃金と70歳雇用等への対応実務」「就業規則作成・書換のテクニック」(いずれも日本法令)のほか、「ビジネスガイド」「企業実務」などメディアでの執筆実績多数。

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