名古屋で就業規則作成するなら社会保険労務士川嶋事務所

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Q8 デザイナーやクリエイターなど、労働時間と成果が比例しない業種では労働時間を把握する必要はありませんよね?

A8 いいえ、労動時間を把握し、労働時間に基づいた賃金を支払う必要があります

労働基準法の基本的な考えは、労働者に対して、労動時間に基づいた賃金を支払うというものです。

よって、デザイナーやクリエイター、その他ホワイトカラーのように、労働時間と生産量が必ずしも一致しないような仕事であっても、会社はきちんと労働時間を把握し、その労働時間に基づいた賃金を支払う必要があります。

一部業種については「専門型裁量労働制」や「企画型裁量労働制」という制度を用いることもできますが、現行の裁量労働制の場合、業務の遂行や時間配分の決定を労働者に委ねるだけで、休憩、休日、深夜業についての適用が免除されるわけではありません。

つまり、裁量労働制を用いたからといっても、会社や労働者が完全に労働時間から自由になれるわけではないのです。

 

ホワイトカラー・エグゼンプションや高度プロフェッショナル制度といった制度は、メディアが言うような残業代をゼロにすることにあるわけではなく、本来、労働時間で賃金を決めることが不適切な業務を行うものに対して、労働基準法の基本的な考え方である労動時間の枠組みを取り払うことにあるのです。

現行の規制では、時間外労働手当の存在により、出来が悪く残業が多い社員ほど賃金が増えるという矛盾が生じていますので。

 

Q1 労働時間とは何ですか? また、いつからいつまでを労働時間と見るでしょうか?
Q2 労働時間はなぜ1日8時間1週40時間までと決まっているのでしょうか?
Q3 休憩時間や通勤時間、有給の時間も労働時間ですか?
Q4 在宅勤務や会社外での営業の際の労働時間はどのようにすればいいのでしょうか?
Q5 社内行事や社内旅行の時間は労働時間となりますか?
Q6 健康診断やストレスチェックの時間は労働時間になりますか?
Q7 賃金が固定の場合や裁量労働制の場合、会社は労働者の労働時間を把握する必要はありませんよね?
Q8 デザイナーやクリエイターなど、労働時間と成果が比例しない業種では労働時間を把握する必要はありませんよね?
Q9 タイムカードの代打ちが行われているようなのですが、どうすればいいでしょうか?
Q10 所定労働時間と法定労働時間の違いは何ですか?
Q11 労働時間が極端に短い場合や極端に長い場合、会社や労働者になにかリスクは有りますか?
Q12 就業規則や労働契約上の労働時間と実態がかけ離れています。なにかリスクは有りますか?
Q13 社内に請負や委託の人がいますが労働時間を把握する必要はありますか? また派遣の場合はどうですか?

2016/08/05