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よくある社労士営業文句のウソホント

2014年7月4日

われわれの稼業、同業の社労士がわたしの顧問先に営業をかけてくることは少なくありません。
ただ、その内容が結構ひどいといいますか、まあ、すごく「(都合の)いいこといってる」物が多いんですよ。
そういうのがかなり迷惑なので今回はそうした社労士のよくある、でも、かなり怪しげな営業文句を解説していこうかと思います。

例1 これをやれば助成金が簡単にもらえます

→そんなに簡単にもらえれば苦労ねえよ

リーマン・ショックの後ならまだしも、今はどの助成金もそんなに簡単じゃないですよ。

そもそもリーマン・ショックのころとは助成金の質というか考え方が変わってしまっていて、企業を助成するというよりは、教育訓練等を通じて企業を助成することによりそこで働く労動者を助けるものが主流となっていますからね。

また、助成金を申請する際に提出する書類も非常に多かったり、計画表を作るのが非常に面倒だったり、中には労働局などが調査にやってきたりで、その割には額も大した事無かったり・・・。

会社からしても社労士からしても、決して簡単ではないのです。

例2 社会保険料がこれだけ安くなりますよ

→安くなるかもしれないけどさあ・・・


基本に忠実に標準報酬月額を低く抑えるような方法ならいいのですが、中には賞与をどんと上げて月々の給与を引き下げるという方法を取ろうとするところもあるようです。給与って社会保険料を抑えるためだけに支払うものでもないだろうに・・・。

とまあ、他にもいろいろあるのですが、そのいろいろは当事務所のホームページにわざわざページを作成して解説しているのでそちらをご覧いただければと思います。

よくある社労士営業文句のウソホント(社会保険労務士川嶋事務所)

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  • この記事を書いた人

社会保険労務士 川嶋英明

社会保険労務士川嶋事務所の代表。「いい会社」を作るためのコンサルティングファーム「TNC」のメンバー。行動経済学会(幽霊)会員 社労士だった叔父の病気を機に猛勉強して社労士に。今は亡くなった叔父の跡を継ぎ、いつの間にか本まで出してます。 著書に「「働き方改革法」の実務」「定年後再雇用者の同一労働同一賃金と70歳雇用等への対応実務」「就業規則作成・書換のテクニック」(いずれも日本法令)のほか、「ビジネスガイド」「企業実務」などメディアでの執筆実績多数。

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