Q2 労災保険に加入しないとどうなりますか - 名古屋で就業規則作成するなら社会保険労務士川嶋事務所

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Q2 労災保険に加入しないとどうなりますか

A2 労災未加入時に労働災害が起こると、労働者への補償を全て会社が行わなければいけない可能性があります。また過去2年間分の保険料を遡及して支払う必要があります

労災保険に未加入の会社で、労働災害に被災した場合も、労働者への補償はすべて行われます。

一方、会社側は「事業主が故意または重大な過失により労災保険に係る保険関係成立届が提出していない期間」に生じた労働災害については労働者災害補償保険法に基づき、被災した労働者に対する労災保険の給付に要した費用の全部または一部の金額を、政府から徴収されます。

つまり、労災から労働者に支払われる給付分を会社が肩代わりしなければいけないということです(厳密に言えば逆で、労働基準法で支払わなければいけないとされる労働者への給付を肩代わりしてくれるのが労災保険です)。

ちなみに、徴収される「労災保険の給付に要した費用」とは具体的には、

休業補償給付
→ 給付基礎日額(3ヶ月間の賃金を平均し日割りしたもの)の60%を会社を休業した日数分

障害補償年金
→ 障害の重さにより年間で給付基礎日額の131日分~313日分

遺族補償年金
→ 遺族の人数により給付基礎日額の153日分~245日分

などです。

ただし、こうした費用の徴収が行われるのは「保険関係成立届の提出期限の翌日から成立届けの提出があった日の前日までに発生した事故について行った保険給付」に限られます。そのため、労災発生後、速やかに労災保険の保険関係成立届を提出すれば徴収される額は少なくなります。

また、未加入期間に労働災害が発生しない場合も、過去2年間分の保険料を遡及して支払う必要はあります。

2016/05/25