社会保険労務士 川嶋英明– Author –
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労働者派遣法の改正
改正派遣法は改正労働契約法の同じ轍を踏む
改正予定の労働者派遣法のQ&Aが厚労省のHPにアップされています。 労働者派遣制度の見直し案に関するQ&A これまでの「同一業務3年以上の派遣の禁止」を改め、「同一労働者」の期間を3年に制限しようという今回の労働者派遣法改正案は、改正案が出た段... -
労務管理
北風か太陽か、日本の労働環境からムダを省くための話
NewsWeek日本版の冷泉彰彦氏の下の記事を読みました。 日本経済の競争力回復のために「労働時間規制」は強化するべき 大筋の内容に関してはわたしも同意見で、現在の日本の職場環境には多くの無駄があることは間違いありません。 ただ、その結論が「労働時... -
非正規労働者の雇用
日本郵便の契約社員が提訴した件について-正社員と非正規労働者の垣根の問題-
日本郵便の契約社員が、正社員と同一の業務を行っているにもかかわらず手当等がつかないなど労働条件に格差があるのはおかしいと、日本郵便を提訴しました。 契約社員:正社員と仕事同じ 手当支払い求め日本郵便提訴 まったく、ろくな社労士いねえのか、と... -
法改正・最新情報
労働基準法と労働基準監督官の不幸な関係
仕事の関係で、ここ2ヶ月ほど労働基準監督署対応に追われていました。まだ終わったわけではありませんが、大きな山は超えたかなといったところ。 あ、全然関係ない話ですが、この「山を超える」っていう表現、って結構微妙な言い方だと思うんですよね。だ... -
その他
「移民はいらない。ニートの若者を働かせろ」が暴論の理由
2チャンネルまとめサイトの、それも、新聞の投稿欄という暇人御用達欄を元に立ったスレッドにツッコミを入れるのもどうかと思いつつ、まあ、持ち前の出歯亀根性で、ツッコミを入れてやろうかというのが今回の記事です。 75歳男性 「移民はいらない。ニートの... -
助成金関係の最新情報
「リストラ助成金(労働移動支援助成金)」で労働者をクビにできるか 後編:厚労省はどうしようもないバカ編
「リストラ助成金(労働移動支援助成金)」で労働者をクビにできるか、もいよいよクライマックス。 基本的には前編・中編をすべて踏まえた上で話しを進めていくので、まだ読んでない方は下のリンクからお願いします。 前編:概要編 中編:社労士にとってのリ... -
助成金関係の最新情報
「リストラ助成金(労働移動支援助成金)」で労働者をクビにできるか 中編:社労士にとってのリストラ助成金編
労働移動支援助成金について、前回の続きです。2部構成で行くつもりが思いのほか長くなってしまったので急遽3部作化。ということで、今回は中編です。 特に注釈がない限り、以下の記事でいう労働移動支援助成金は、再就職支援金(前回記事の①)を指します... -
助成金関係の最新情報
「リストラ助成金(労働移動支援助成金)」で労働者をクビにできるか 前編:概要編
この3月に労働移動支援助成金が拡充されたことが少し前ですが話題になりました。ネット上いわく、「リストラ助成金だ!」とか。 ちなみにその火付け役は朝日新聞。解雇しやすい特区といい、ほんとくだらないキーワードを作るのに長けてやがります。  ... -
年金・健康保険制度
厚生労働省の論理破綻が(相変わらず)酷い件 -年金の納付期間が45年に延長されるとどうなるか-
まだまだ自分の電子書籍を宣伝したい気満々なのですが、今日は以下のニュースについてちょっと解説。 厚生労働省が年金の納付期間の延長を考えているようです。 厚労省:年金減額強化を検討 納付期間45年に延長も 65歳まで雇用が延長されるのが当たり前... -
労働者派遣
正社員よりも派遣社員や契約社員の給与が高くなる日は来るか
アゴラに掲載していただいた記事および前回の記事に対して少しだけ補足。 契約社員のほうがリスクを負っているのだから、正社員の方よりも契約社員の方が給与を高くすべき、という意見があります。アルバイトやパートでできてしまうような、いわゆる「誰に... -
非正規労働者の雇用
現代の身分制度を考える -なぜ非正規労働者は正社員になれないか-
現在の日本の雇用情勢は、現代の身分制度とはよく言ったものだと思います。 なにせ、一度どこかの身分に収まってしまうと、そこからなかなか抜け出せないわけですから。 では、なぜ抜け出せないのか、というのを今回はちょっと解説していきたいと思います... -
非正規労働者の雇用
フィクションの中を生きる厚生労働省 -労働契約法5年ルール修正に思うこと-
散々な非難にさらされた昨年4月の労働契約法の改正。 そのなかでも最も批判を浴びたのが、契約社員の契約期間が通算で5年を超えた場合で、労働者の希望があるときには、有機の契約期間を無期に変更しなければならない、といういわゆる5年ルールでした。... -
労働者派遣
社員のために考えられた制度が会社に牙を剥く皮肉
15日の記事について若干補足です。 ゆれる派遣:3 無期雇用にも明と暗 6社目、得意分野に張り合い - 朝日新聞デジタル 実はね、この記事まだまだアホな部分があるんですよ。 この記事の「暗」側の会社では労働者に派遣先を用意できない場合、自宅待... -
労働者派遣
それって労働者派遣だけの問題ですか
今日の朝日新聞にあまり質のよろしくない記事があったので少しだけ解説。 ゆれる派遣:3 無期雇用にも明と暗 6社目、得意分野に張り合い - 朝日新聞デジタル 派遣社員に関しては現在、特定の業種を除き、3年までしか同一業務に派遣することができま... -
労働契約
リコーの出向命令無効判決に思うこと
私の事務所の複合機、実はリコー製なのですが、そのリコーで労使トラブルが起きていたようです。 子会社出向命令は無効 東京地裁、リコー社員の訴え一部認める 内容としては、退職勧奨を拒否した労働者を子会社へ出向させた、というもの。 東京地裁はこ... -
労務管理
「しまむら土下座事件」も使用者にとっては他人事ではない!?
洋服店の「しまむら」の店員2名に土下座を強制した罪で中年の女性が逮捕されました。 <札幌東署>しまむら店員に土下座させる…強要容疑で女逮捕 どうしてこの件が話題になっているかといえば、逮捕されたじ女性自らが店員が土下座している写真をTwitterに... -
法改正・最新情報
自分の言葉を持たぬダンダリン
労働基準監督署の監督官を主役に据えたドラマ「ダンダリン」が日本テレビ系列で始まりました。社労士という仕事は労働基準監督官とはなかなか切っても切れない関係ですし、社労士という職業が比較的ドラマの中心に近いところに登場するという前情報もあっ... -
年金・健康保険制度
「厚生年金と共済年金の一元化」の本質
ご存じの方も多いかと思われますが、2015年の10月より労動者のための年金である厚生年金と、主に公務員のための年金である共済年金が一元化されます。 今回の一元化というのは、厚生年金と共済年金を廃止して新たな法律を作る、というわけではありま... -
就業規則
民主党の就業規則が気になった
民主、議員激減・党職員リストラ困難で経費節減(リンク先期限切れ) 上のニュースを読むまでまったく意識していませんでしたが、政党というのは別にボランティア団体ではないので、結局お金が必要なんですよね。 そのお金の出処の1つが政党交付金なわけで... -
年金・健康保険制度
2013年10月から年金が減額される理由
来月より年金の支給額が1%減額になります。 この減額措置は来年および再来年も行われ、それぞれ1%、0.5%を減額します。つまり、年金額は3年間で2.5%マイナスとなるわけです。 よっぽどおめでたいか現実逃避な人間以外、このままでは年金財政... -
雇用保険制度
退職後に退職理由を変えてもらいたがる人がいるのはなぜ?
昨日、ハローワークで書類の処理を待っていると、部下と思われるハローワークの職員が上司へ何やら報告しているのが聞こえてきました。 どうやら、会社を辞めた退職者が、離職票の退職理由と実際に辞めた理由が違うということでハローワークにやってきたよ... -
労働者派遣法の改正
労働者派遣法改正案について
現在、労働者派遣法では「同一業務で3年以上労働者を派遣する」ことを禁止しています。 しかし、今日のニュースによると、これに対して改正の動きがあるようです。 さすが、労組の言いなり民主党とは違うな自民党、と思ったのもつかの間、改正の方向性がか... -
労働契約
限定正社員はすでに導入されている
政治家ってのは世の中のことを何もわかっていない、っていうのはちょっとステレオタイプな物の見方かもしれませんが、この人に限ってはそういう目で見て何も問題ないでしょう。 限定正社員について考える:細野豪志 いろいろな理由で限定正社員導入に対し... -
労災保険制度
労災保険を食い物にする者達
もう秋ですね って言いたくなるくらいに、先週に比べると週末から今週にかけては過ごしやすい日が続いています。 先週はあまりの暑さに、お客さんの従業員が1日に3人も熱中症で倒れて労災申請、なんてこともありましたが、このまましばらくは千年猛暑もお...
