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社会保険 社労士業務

社会保険料滞納詐欺にご注意

2016/04/20

つい最近、うちの事務所で社会保険の新規適用(新適)を行った会社の話です。

そちらの会社さん、新適後の最初の保険料は納付書で収め、2回目以降は口座振替で支払う予定でした。しかし、引き落とし予定の口座にお金を入れ忘れていたようで、残高不足で保険料をきちんと支払うことができませんでした。まあ、ここまではよくある話で、その後、案の定、督促が来ました。

しかし、その督促がどうにもおかしい。

まず、滞納があったのが1月末の引き落としで督促が来たのが先週、つまり3月の最初の週の話。ちょっと、督促が来るのが早すぎる気がしますが、まあ1ヶ月は空いているんでそれほどおかしくもないかなと思ったんですが、ただ、督促の内容に、今月の16日までに支払いがないと滞納処分がされる可能性がある、とあったのでさすがにおかしいと思いました。

で、極めつけだったのが、年金機構にそのことを確認すると、「うちはまだ督促状を出していないし、支払期限は26日になるはず」とのご返答が。それも、今回滞納した会社全てにそれを出すかはわからないとの話でした。

つ・ま・り、です。今回の督促はどうも詐欺だった可能性が高いようなのです。

この件、その会社の社長さんから話を聞けば聞くほど最初のうちはわからなかったことが明るみになってきて、例えば、最初の督促にしても、こちらは郵便で来たものだとばかり思っていました。郵便でないと納付書を送れませんからね。

しかし、実際にはどうも電話だったようで、年金機構のような半役所みたいな機関ががいきなり電話で督促することはありえず、また滞納処分にしても、よっぽどの額を滞納し、しかも、その会社に支払う意思が全く見られない場合に限られるのだからやっぱりおかしい。

さらに、年金機構に確認した際に言われたことを付け加えると、今回の督促の納付書を発送するのは、電話口で振込期限とされた「16日」以後の予定だったそうです。つまり、相手は本当の納付書が届く前に振り込ませようという気だったわけです。

それにしても、相手はどうしてその会社が社会保険料を滞納してるなんてわかったのでしょうか。いや、もちろん、手当たり次第に電話したのがたまたま社会保険料を滞納していたその会社だった可能性もあるわけですがね・・・。

なにやら、社会保険料の納付や督促に詳しい人間の影がチラつく犯行ですが、みなさんもお気をつけ下さい。

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名古屋の社労士事務所、川嶋事務所の代表で、このブログの筆者。 新しいこと、もの、特にIT関連が大好きで、社労士としては会社・労働者のITトラブル対策・就業規則作成が得意分野。 2016年4月から9月まで中日新聞で「働く人を守る労働保険」を連載、開業社労士専門誌「SR」に寄稿するなど、メディアでの執筆活動も。