「研修も仕事のうち」(社労士のすべてがわかる?四コマ 第八話)

「研修も仕事のうち」(社労士のすべてがわかる?四コマ 第八話) 知識が商品の社労士にとって研修も仕事のうちです。ただ、研修には変な人もいるので困ったもの

1. 研修で知識をキャッチアップ

社労士の商品は、詰まるところ知識です。

法令に関する知識や、行政が出す情報、労務管理その他に関する知識があるから、手続き業務ができるし、労務相談にものれるわけです。

なので、社労士試験に受かって、登録しました、以降はもう勉強しなくていい、ということは決してないわけで、だからこそ、研修だったりセミナーだったりで勉強をするわけです。

また、各都道府県の社労士会なども、レベルの低い社労士がいると、社労士全体の信用に関わることから、積極的に研修を行っています。

 

2. 人のふんどし借りるの、かっこ悪い

さて、四コマのような、質疑応答の場を借りて、長々と自分の意見を言う人をわたしは基本的に軽蔑します。例えそれが同業者の先輩であっても、この人とだけは関わるものかと思います。

 

2.1. 人の時間を奪うな

なぜかといえば、まず人の時間を奪ってる。

その質問がなかったら早く帰れたであろう研修に参加している人たちの時間を奪ってるし、他の人の質問する時間も奪ってるという意味で、二重に時間を奪ってるわけです。

また、できる大人、というか、まともな大人であれば、質問を手短にまとめられるものですよ。大抵、質疑応答は研修やセミナーの最後なので、研修の時間中に質問をまとめる時間はいくらでもあります。それをしないってバカなんですかね?

 

2.2. マウント取りしたければ他にいけ

結局、こういう人たちって講師やほかの聴衆に対してマウント取りがしたいだけなんですが、そういうことしたかったら自分が研修なりセミナーの講師をすればいいじゃないですか。それを人様の研修でしようとする心根の腐ってる感にマジでうんざりするのです。

もちろん、誤解のないようにいっておきますが、質疑応答でほかの参加者は質問するな、と言ってるわけじゃありませんよ(わたしだって質問することはあります)。

ただ、節度を守りなさい、と言ってるだけ。

自分が講師をしてるときに、こういう参加者に当たったことがないのであれですが、もし当たることがあれば、質問拒否したいなあ、と思ってます。

 

 

社会保険労務士 川嶋英明

社会保険労務士川嶋事務所の代表。 「会社の成長にとって、社員の幸せが正義」をモットーに、就業規則で会社の土台を作り、人事制度で会社を元気にしていく、社労士兼コンサルタント。 就業規則作成のスペシャリストとして豊富な人事労務の経験を持つ一方、共著・改訂版含めて7冊の著書、新聞や専門誌などでの寄稿実績100件以上あり。

2019年7月13日

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