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F1

狡猾なトリプルチャンピオン・ヴェッテル

2016/04/20

先日のマレーシアGP、いきなりのアロンソのリタイアに私のテンション駄々下がり。

でも、あの後のレース展開を見てたら、あそこにアロンソがいたら、と思った人は少なくないはず。

それこそ今のF1でのアロンソの存在感だと思うんですよね。こればかりはヴェッテルもハミルトンもかないません。

このレースのハイライトはなんといってもレッドブルとメルセデスのチームメイト対決。

チームメイトの後ろを走っていたのはヴェッテルとロズベルグの2人。

どちらもチームからはウェバーとハミルトンと争うなという指示を受けていましたが、それを受けて2人の取った行動は好対照。
ロズベルグは渋々ながらもチームの指示に従いましたが、ヴェッテルの方はそれを無視してウェバーをかわしそのまま勝利を手にしました。

ここではチームを一番に考えたロズベルグを称えるのが筋なのでしょうが、私はチームの指示など無視してウェバーをかわしたヴェッテルの、そのあまりの狡猾さに恐ろしさすら覚えました。

ヴェッテルはチームの指示を無視してウェバーをかわしたことについて、レース後謝罪のコメントを出しています。しかし、彼がウェバーよりも多く得た7ポイントが消えることはありません。まだシーズンは序盤なのでたかが7ポイントと言えなくもありませんが、この7ポイント差のままシーズンが進みタイトルが絡む後半に今回と同じようなことが起こったら、当然、チームはウェバーよりヴェッテルを優先するでしょう。

それでなくても、ヴェッテルはすでに3度ものタイトルを獲得した若きチャンピオン。チームの重鎮たちがウェバーよりもヴェッテルを愛しているのはもはや公然の秘密。この程度のことでヴェッテルのチームでの立場が悪くなるはずもありません。

そして、何より重要なのはヴェッテルにはウェバーを凌ぐ速さがある。これがなければチームからの愛情などすぐに冷めてしまうスープのようなのもの。

レース後の表彰台でのインタビューではちょっと罰の悪そうな顔をしていましたが、実際のところヴェッテルは何も失っていないどころか、先にも書いたようにチームメイトよりも7ポイント多くポイントを獲得し、ランキングでトップにも立ったのです。これを狡猾と言わずなんと言えばいいのか。

それに比べると、ロズベルグの方はちょっと優等生すぎましたね。

レース後の無線の

“Remember this one”

英語には日本語のような敬語がないのでこれを

「このことは覚えておいてよ」

と訳すべきなのか、

「このことは覚えとけよ!」

と訳すべきなのかわかりませんが(無線での語気とニコの性格を考えれば前者でしょうけど)、どちらにしてもハミルトンにちゃっかり表彰台を持っていかれてしまったんだから、どうしてもお坊ちゃまの負け惜しみに聞こえてしまいます。

もちろん、ロズベルグのチームでの立場がヴェッテルほど確かなわけではないことは考慮しないといけませんが、“Remember this one”、と言ったところで、今後同じようなことがあった場合にニコの方がハミルトンより優先されるかはわかりません。レースというのは常に「THIS RACE」。あのときはニコが譲ったから今回はルイスが譲りなよ、なんてことはやってられない、なぜならそのレース、そのレースで常に最適となる判断を下さねば勝てるレースも落としかねないからです。

レッドブルとメルセデスの2人が今後どのような末路を歩むのか、シーズンの楽しみがまた増えましたね。

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名古屋の社労士事務所、川嶋事務所の代表で、このブログの筆者。 新しいこと、もの、特にIT関連が大好きで、社労士としては会社・労働者のITトラブル対策・就業規則作成が得意分野。 2016年4月から9月まで中日新聞で「働く人を守る労働保険」を連載、開業社労士専門誌「SR」に寄稿するなど、メディアでの執筆活動も。