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YEN TOWN BANDのライブを観てきたので映画スワロウテイルの話

2015/12/12

10月26日に、Zepp名古屋で行われたJFL presents LIVE FOR THE NEXTの名古屋公演に行ってきました。出演者は藤巻亮太とmiwa、それに19年前の映画「スワロウテイル」に出てくる架空のバンド「YEN TOWN BAND」の3組でしたが、わたしのお目当てはダントツでYEN TOWN BAND

映画に出てくる架空のバンドということで、ライブで観ることは今後一生ないと思っていましたが、今回のライブで唯一のシングルにして代表曲である「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」が生で聴けて感激、最高、夢心地でございました。(あと、初めて見たけど、miwa超かわいい!AKB48を48人秒殺KOするくらいかわいい)

というわけで、今日は映画スワロウテイルの話。

わたし、高校を1年で辞めた後の1年間というのは、大検(今で言う高認)を取るまでは大検の勉強していたのですが(ちなみに大検の試験は8月)、取った後はコンビニバイトのフリーター生活を送っていました。(ちなみにその後は河合塾COSMOに通って大学受験の受験生という仮の姿で山に登っておりました)

で、そんなフリーター生活中に出会ったのが「スワロウテイル」という映画でして、当時、コンビニバイトの後にTSUTAYAに行って映画、そのほとんどが邦画を借りて見たり、カッコつけでサリンジャーやシェイクスピア、源氏物語の訳本を読む生活をしていた中の一作品がスワロウテイルだったわけです。(ちなみに今は映画も小説も殆ど観ないし読まない)

 

十数年ぶりにスワロウテイルを観る

実を言うと、スワロウテイルという映画、好きは好きだったんだけど、何度も見た記憶がなく内容もうろ覚え。同じ岩井俊二監督作品のLove Letterは7~8回観ているはずなんですけどね。

なので、ライブあとに観た。

スワロウテイル(フジテレビ・オン・デマンド)

いつも文句タラタラのフジテレビネクストスマートですが、会員限定無料コンテンツの中にスワロウテイルがあってこれはグッジョブ!せざるを得ませんでしたよ。フジテレビ・オン・デマンドではほかに、同じ岩井俊二監督作品の「リリィシュシュのすべて」も配信してるけどこっちはこっちで名作です。ただし、一度観たら二度と観たいと思わないタイプの作品だけど。

 

色褪せない円都

で、10年以上の時を経て改めて観た感想ですが、観た当時よりも円都(イェンタウン)のリアルさが増している印象を受けました。

スワロウテイルの世界観というのは、「円が世界で一番強かった時代」を舞台にしていて、その円を求めて移民たちが日本に押し寄せたという設定。その移民たちの作った街の名が円都(イェンタウン)であり、移民たちを忌み嫌った日本人が移民につけた呼び名が円盗(イェンタウン)でもある。つまり、イェンタウンというのは移民たちの街の名前であると同時に、移民たちの呼び名でもあるわけです。

で、このイェンタウンの存在はどちらの意味でも当然架空のものであり、実際には存在しない。円盗たちは中国系が多いものの基本的に人種はバラバラで、しゃべる言語も日本語と中国語と英語とそれらが混ざった言語をしゃべり、円都は海外のスラム街のようでありながら、日本のドヤ街のような、ピンク街のような雰囲気でもある。

有り体な言い方をすれば無国籍な感じなのですが、どこかにありそうでどこにもない。でも、だからこそ、19年たった今も古さを感じられない。円都は東京のどこかにあるという設定で、映画のカットでも当然、19年前の東京の風景が映り込んで来るのですが、正直19年前の東京だったり、19年前の日本人のほうがよっぽど古臭く感じられた。リアルの1990年代の日本は、リアルだからこそ時代に取り残され、架空の円都は架空だからこそ時代を超えられた、だから円都のリアルさが増している、という印象を受けたのでしょう。もちろん、20年近くの年月を経ても風化させないだけの映像的な作りこみがあってこそ、なのでしょうが。

 

その他、改めて観て

それにしても、改めて観ると、スワロウテイルって出演陣メチャクチャ豪華です。主役級に三上博史、Chara、伊藤歩の3人、それ以外に江口洋介、渡部篤郎、大塚寧々、桃井かおりに山口智子。役どころがいいのもあるけど、若いころの渡部篤郎超格好いいし、娼婦役の大塚寧々の頭の逝った感じとか個人的にすごい好き。

また、初めて観たときのわたしは17歳でしたが、当時はなにもわからず観てたんだなあ、とも思いましたねえ。いわゆる「大人の会話」とか直接的なもの以外は全然わかってなかったし、それ以外の登場人物のセリフ回しも結構気が利いてるのが多いのに、その意味に全然気づいてなかったり。気づいてなかったで言うと、物語のキーアイテムであるカセットテープ(時代を感じる!)を主人公たちが手に入れるシーンなんかも、メチャメチャ印象に残るシーンなのに、当時は全然覚えてなくて、このテープいつ手に入れたんだっけみたいな感じで見てた記憶が(汗)。

あと、物語後半にアゲハが自分の胸にタトゥーを入れるシーンがあってバストトップもおもいっきり映ってるんだけど、当時のアゲハ役の伊藤歩って15歳くらいだったはず。児童ポルノ法の関係で、フジテレビ・オン・デマンド版でもしかしたら修正されてるかなあとも思ったけど普通に映ってた。芸術はいいってことでしょうか。

なんか、全然ストーリーについて触れてませんが、それは別にストーリーがつまらないって意味ではなく、スワロウテイルは群像劇なので焦点を絞りにくいだけって話なので勘違いなきように。まあ、ぶっちゃけると可もなく不可もなくといった感じですが、この映画の価値は個人的には2時間半にわたって「イェンタウン」を描き切ったところにあると思っているのでそれでいいのです。

なんにせよ、多くの人に観てもらいたい映画であることは間違いありませんので、別にフジテレビ・オン・デマンドで見る必要はないので、機会があったらぜひご覧になってください。あっ、12月に出るYEN TOWN BANDのリマスターアルバムの初回版にはスワロウテイルのDVDも付いてくるらしいですよー!(NOTステマ)

 

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名古屋の社労士事務所、川嶋事務所の代表で、このブログの筆者。 新しいこと、もの、特にIT関連が大好きで、社労士としては会社・労働者のITトラブル対策・就業規則作成が得意分野。 2016年4月から9月まで中日新聞で「働く人を守る労働保険」を連載、開業社労士専門誌「SR」に寄稿するなど、メディアでの執筆活動も。