高須クリニックの高須克弥氏のTwitterでの呟きは、こう言うと語弊があるかもしれませんがエンターテインメントに溢れていて退屈しません。
最近だとアニメ「サザエさん」のスポンサーに立候補したり(落選)、昭和天皇独白録をオークションにて自費で落札したものを宮内庁経由で皇室に届ける一方、左翼からの圧には決して動じず、自分の恋人や家族を傷つけるものに対しては、訴訟などの手段を使って容赦なく糾弾していくなどなど。
それらを全てTwitter上で呟くのだから、客観的に他人事として外から見てるだけの人間からすると、そりゃあ面白いわけですよ。
本書はそうしたTwitter上の発言の延長線上のように、まるで文字数制限のないTwitterのようにオムニバス形式に近い形で様々なことが語られていますが、その分、Twitterの140文字では言い切れないようなことが文章としてまとめられています。
その中には、最近では恋人(漫画家の西原理恵子氏)にとがめられてめっきり少なくなった、彼の政治的な発言や考えもかなり含まれているのも、そういう発言が好きだった人にはポイントが高いはず。
また、過去のTwitterでの発言その他、高須氏が行ってきた様々な活動や物議を醸した発言などについて、本人の口からその真意等について解説が行われており、高須氏のTwitterのファンの人だと十二分に楽しめる内容になっています。
まあ、スケールが大きすぎて凡人にはついていけない話もあったりなかったりですが(笑)。
本書を読むと普段の高須氏のTwitterでの呟きの意図や、その裏にある彼の考え方がわかるので、過去のTwitterだけでなく今後の高須氏のTwitterをより楽しみたい人にもオススメです。