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量子コンピュータがマイナンバーカードの公的個人認証サービスにも影響を及ぼす可能性

2017年9月29日

(以上がお知らせ、以下から本題)

軽めです。

本日、個人的に「おおっ」と「えっ」が入り交じった感想を持ったのがこちらの記事。

「量子コンピュータは仮想通貨の脅威になる」──野口悠紀雄氏

上記の内容、簡単に説明すると、まず「量子コンピュータ」という今までのコンピュータとは比べものにならないほどの処理速度を誇るコンピュータの開発が現在各所で進んでいます。

で、その「量子コンピュータ」が今後さらに発展し実用化されると、ビットコインなどの仮想通貨や、仮想通貨を指させる技術であるブロックチェーンなどにも使われている暗号方式である「公開鍵暗号」を、その恐ろしい処理速度による力業で、今までよりも断然速く解読できてしまうようになるだろう、と記事では述べられています。

暗号によってシステムが成り立っているのに、その暗号が解かれては一大事というわけです。

 

で、なぜわたしがこの記事に「おおっ」と「えっ」と思ったかというと

マイナンバーカードに入っている電子証明書の暗号もまた、仮想通貨やブロックチェーンと同じ「公開鍵暗号」だからです。

いつも言う話ですが、マイナンバーカードの電子証明書とマイナンバーの番号は全く別物で関係ありません。

関係ないけど、電子証明書には電子証明書で個人情報は入ってるし、それを利用してマイナポータルにアクセスすることで個人情報の一部を得ることもできます。

そうなると、番号だけではまるで役に立たないマイナンバーよりも危険なのでは、と思ったわけです。

量子コンピュータの発展速度や、政府が今後どのような対応をしていくかは不明であり、また一向に利用の進まないマイナンバーカードの公的個人認証サービスですが、普及することには量子コンピュータの餌食になってしまうのかもしれません。

 

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  • この記事を書いた人

社会保険労務士 川嶋英明

社会保険労務士川嶋事務所(名古屋)の代表。 人事労務と無関係に暮らしてたはずが、社労士だった叔父の病気を機に猛勉強。今は亡くなった叔父の跡を継ぎ、いつの間にか本まで出してます。 3冊の著書のほか「ビジネスガイド」「企業実務」など専門誌への寄稿、中日新聞での短期連載など、メディアでの執筆実績も多数

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