マイナンバー

マイナンバー前にFacebookのセキュリティ設定をいろいろ変えた話

2015年9月21日

いよいよ制度開始目前に迫ったマイナンバーですが、事務所としても様々な対応に追われましたが、それも月末に届く電子キー付きのキャビネットの導入でとりあえず一段落(偉そうに書いてるけど、買ったのは給与計算本部事務所。うちの事務所はそのおこぼれを預かるだけです)。

しかし、それでも実はまだ不十分。なにせよくよく考えてみると自分自身の個人情報保護について、やってないことが多すぎるから。別に自分の個人情報にそんなに価値があるとも思ってないけど、やるべきことはやっておくのがマイナンバー取扱事業者ってもの。

で、自分の個人情報に関して真っ先に行うべきは、と考えた時に、真っ先に思い浮かんだのがFacebook

なにせ、よくアカウントの乗っ取りなんて話がありますが、Facebookでは実際に身近でその乗っ取りがあったからです。そのときは、わたしのFacebook上の「友達」から、わけのわからないダイレクトメッセージが来ただけでしたが、すぐにパスワードを変えました。

また、わざわざ「Facebook上」と書いたとおり、相手は仕事で一度会っただけだったので速攻で切りましたが、自分自身、非常に不愉快な思いをしたので、その教訓からFacebookだけは真っ先になんとかしとこうと思ったわけです。

 

わたしのFacebook事情

さて、そんなわけで、真っ先に変えたのがパスワード

Facebookって確かに便利なんですが、デフォルト設定だと相手が「友達」だと自分の個人情報がほぼ丸見えで、まあ、それだけならいいんだけど設定しないと「友達の友達」でも見れてしまうのが鬱陶しい。「友達」はかろうじて信頼できても「友達の友達」は信頼できませんからね。つーか、アホほど「友達」いる奴って、Facebook上では人様の個人情報をバラ撒いてるも同然だと思うんだけど(バラ撒かれる方もバラ撒かれる方だとは思うけど)。

ただ、わたしはもともと、Facebookに自分の個人情報を全くと言っていいほど載せていなくて、載せてる住所や電話番号は事務所のだし、高校も大学も中退している複雑骨折だらけの学歴だって事務所のサイトに恥ずかしげもなく載せてます。

だから、Facebookに登録してある見られて困るようなことってせいぜい生年月日と「友達のリスト」くらいだけど、誕生日に関してはもともと「友達」でも見れないようにしてある(なので、お祝いのメッセージを送ることはあっても送られることは皆無)し、って、あっ、誕生日を見られると困るって書くと語弊があるな。あれですよ、生年月日は個人情報保護法にもあるとおり立派な個人情報なので、公にするのは憚られるってだけです。

あと、自分が誰と友達かっていうのも見られると困りますね。さっきも言ったように「友達の友達」でも個人情報が見れてしまう以上、これを隠すことにより「友達」の個人情報を守ってる、って、書くと格好いいけど、実際には上記の複雑骨折だらけの経歴と相まって、リアルに友達が少ないのを隠してるだけなのでした。

なので、わたしのFacebookページを探ったってろくな情報は出てこないのですが、しかし、パスワードだけは別。

 

恥ずかしのパスワード設定

Facebookに限らず、今回、ありとあらゆるパスワードを変えたから言うけど、わたし、昨日の今日までほとんどのネット上のサービスで同じパスワードを使ってました。

当たり前ですが、これだと、Facebookのパスワードがどこからか漏れれば、他のわたしが使ってるサービスにも影響があることは必至。だから、パスワードだけは、と思ったわけです。(逆もしかり)

これまでも、良くはないんだろうなあ、と思いつつ、忘れるのが嫌で同じのを使ってたんですが、そうしたら先日、あるセキュリティ関係の専門家のセミナーで教えてもらった方法で、全部別々だけど忘れない、という魔法のようなパスワードの設定方法を教えていただいたの、重い腰を上げて、今回変えたのです。

(余談だけど、そのセミナーを主催したのはとある社労士団体だったんだけど、そこが開いたマイナンバーのセミナーには100人以上集まったらしいのに、そのセキュリティのセミナーにはその半分もいなかった。どう考えてもマイナンバーそのものより、そのセキュリティのほうが大事だと思うんですがね)

あっ、あといつの間にかFacebookにもあった二段階認証も設定しました。(Googleみたいにおすすめしてくれればすぐにでも設定したんだけど)

それ以外の設定もいろいろと

さて、それ以外にも設定欄を一通り見渡してみると

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PCはここからいろいろとプライバシーやセキュリティの設定ができます。

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で、見てたら、死後の自分のアカウントをどうするのかなんて設定が。友達の誰かをアカウントの管理人にするっていう方はまあわかるけど、下の死後にアカウントを削除する、っていうのはどうやってFacebookで自分が死んだか判断するのか、ネットでいろいろ検索してみたけど不明。残す理由もないのでわたしは削除を選択。

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パスワードの次にやばいのがFacebookで認証するアプリ。とりあえず変なアプリがなくて一安心。

アプリ認証を最低限しかしてないのは、Facebookのアプリを装って個人情報を奪うアプリが少なからずあるから。たまにタイムラインでも見るけど「占い」とか「○○診断」みたいなのはその可能性が高いので踏まないほうが吉

そうした悪いアプリに引っかかってる「友達」がいると自分の情報も危うくなるので、あまり頻繁に踏んでる人は切ったり切らなかったり。

他にもいろいろ変えたけど、まあ、こんなところですかね。

あと、Twitterでは結構ブロックやミュートしてるけど、Facebookではしてないはず、と思ったら1人いた。今となっては誰かさっぱりわからないけど、解除する理由もないのでそのまま。

Facebookにこれでもかってくらい個人情報を入れてる人がたまにいますが、マイナンバーよりそっちのほうが全然危ないと思いますよ。一生懸命入れたって見てほしい人(って、書いたけどそんな人いるのかな)には見てもらえず、見てほしくない人に見られるだけで自己満足で終わるのがオチでっせ。

とりあえず、わたし自身はシルバーウィークも使って、10月になる前に、TwitterやLINEなどのSNSやほぼ休眠中のフリーメールなんかも全部チェックしてしまう予定です。

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  • この記事を書いた人

社会保険労務士 川嶋英明

社会保険労務士川嶋事務所の代表。「いい会社」を作るためのコンサルティングファーム「TNC」のメンバー。行動経済学会(幽霊)会員 社労士だった叔父の病気を機に猛勉強して社労士に。今は亡くなった叔父の跡を継ぎ、いつの間にか本まで出してます。 3冊の著書のほか「ビジネスガイド」「企業実務」などメディアでの執筆実績多数。

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