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Chromebook IT

使用者が語るクロームブックが日本で来ないこれだけの理由

2016/04/20

使い始めて2週間位経ちましたが、クロームブック、かなりいいですよ。

ちなみに、Wi-FiがねえとかWi-Fiがねえとか、いつも文句を言っていていて、それらも全部WinかMacだったらそもそも問題にならなかっただろ、みたいなツッコミは受け付けておりません。

なにせ、わたしがサブPCの条件としていた動作と重量の軽さはほぼ完璧なレベルで要求を満たしてくれていますし、液晶がイマイチな感じはあるけど、それでも、なんどでも強調するけど3万円だからね。3万円で買ったPCとは思えない満足度なのはどうやっても間違いないわけです。

ただ、このクロームブック、すでにアメリカではノートPCの35%のシェアを奪っている上、iPadの領域も侵食しているらしいのですが、日本では種火にすらなってないレベルで一般的な知名度がありません。で、残念ながら今後も来そうにない。というわけで、今回はクロームブックが日本で来ないと考えるわたしなりの理由を解説します。

①Wi-Fi環境 

舌の根がベトベトのうちからまた言っちゃいますが、やっぱり日本のWi-Fi環境はよろしくないぜよ(お外国の事情はご存知ありませんが)。

以前の記事でdocomoWi-FiとWi2で迷ってるとか書いたけど、結局docomoは契約回線がないと門前払いっぽいし、仮に回線があったとしてもau Wi-Fi SPOTと同じで何かしらのソフトをインストールが必要っぽい。

ううーん、クロームブックでは、それだと困るんだよねえ。

結局、ある程度のセキュリティがあって割とどこでも使える、それもクロームブック使えるとなると、選択肢って実質Wi2だけなんですよ。

②日本企業
クロームブック作ってるのって、DellやHPみたいなアメリカの企業と、台湾のASUS、Acer、あとはSamsungッて感じで、日本企業が全然やってないんですよね。唯一やってる東芝は今、揺れに揺れてますし。それでなくても、東芝が出してるクロームブック唯一の高級モデルは日本未発売。なぜだ。

やっぱり日本企業が参加しないと日本国内でクロームブックの宣伝を打つところがないし、量販店も売り場のスペース割かないんですよ。おかげで、わたしも実物が見たくて名駅とか大須とかいろいろ見たけど、クロームブックが置いてあったのは名駅のビックカメラくらいだったのは今となってはいい思い出。

そうした事情はクロームブックの一般的な知名度にモロ影響してますよね。Google本人が自らクロームブックの宣伝を打たないのでなおさら。うーん、復活のVAIOあたりがやってもいいとは思うんですけどね。

③グーグルクロームの普及率

結局、ChromeOSって、グーグルクロームだけが使えるPCなので、グーグルクロームを普段から使ってる人には何の問題もなくスムーズに移行可能なんですが、そのグーグルクロームの普及率が日本では諸外国に比べ低いのだから話にならない。

未だにIE(インターネットエクスプローラー)が優勢で、インターネットとといえばIEなのが日本。ましてや、WordやExcelの代替ソフトであるドキュメントやスプレッドシートなんて無料にもかかわらず使っている人皆無。

結局、PCに関して日本人は、内蔵ソフトで満足してそれ以外やそれ以上を求めようって意識がないってことだと思います。となると、もう根本的に、わざわざクロームブックに、とは考えない。

④クラウド
クロームブックって、クラウドだからいろいろな意味でセキュリティが高いんだけど(OSは常に最新、落としても他のPCからデータを消せるなどなど)、そのクラウドに対するリテラシーが日本ではイマイチで、未だに怖いものだって思われてる。

それだと、いくら「クロームブックは全部クラウドでやります」って謳ったって、相手を警戒させるだけ。

⑤客層が合わない
クロームブックの価格設定って、Winでいうところの低価格PC(の中でも更に安い方)だけど、そういった低価格PCを欲しがる層って、今まで説明したようなWi-Fiの知識もぼんやりなら、グーグルクロームも使ってない、クラウドはよくわからんけど怖い、家電買うなら日本製、みたいな、はっきり言ってデジタル製品に対してリテラシーが高くない。

だから、クロームブックなんて知りもしないし、教えたって興味を持つこともない。

結局、買うのは、ある程度リテラシーのある人がサブにとか、デジタル製品そのものが大好きなギークとかがほとんどになってしまうわけ。

⑥デザイン
いや、悪くないし今使ってるAcerのクロームブックのデザイン、わたしは好きなんだけど、やっぱりデザインのインパクトは重要ですよ。Macbook Airとわたしのクロームブック、厚さにして1.7mmしか違わないのに、わたしのクロームブックの方がめちゃくちゃ分厚そうに見える。これはもうMacbook Airがもともと薄いっていうだけじゃなく、デザイン的に薄そうに見えるよう考えられてる証拠。

それでなくても、クロームブックの製造コストはWinに比べたらかなり低いはずなのだから、その分をデザインの高級感に回しても買う人は全然いると思うよ。ここに。(東芝のも見た目がシルバーじゃなくてホワイトだったらかなりほしかった)

ふー。

ああ、クロームブック。あなたはどうしてクロームブックなの? と夜のテラスでどでかい独り言をわたしが叫んでいたかは別にして、クロームブックかなり気にいっているので、こうした現状は残念ですけど、これが現実。

よって、低価格を全面に押し出して教育現場や法人等で大量に使われるようなことがない限り、クロームブックがWinの牙城やMacの聖域に食い込むことも難しいんじゃないでしょうかね。

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名古屋の社労士事務所、川嶋事務所の代表で、このブログの筆者。 新しいこと、もの、特にIT関連が大好きで、社労士としては会社・労働者のITトラブル対策・就業規則作成が得意分野。 2016年4月から9月まで中日新聞で「働く人を守る労働保険」を連載、開業社労士専門誌「SR」に寄稿するなど、メディアでの執筆活動も。