3連休に突入したので軽め。
特に顕著なのはゲーム機ですが、最近は転売目的で購入し、定価よりも高く売るといういわゆる「テンバイヤー(転売屋)」が非常に増えています。
実際の数はわからないので増えているというよりは、目立つようになってきた、というだけかもしれませんが、基本的にそうした行為を行う人間は軽蔑されています。
なにせ、ニンテンドースイッチやPSVRのように人気商品を買い占めて、それをネットでぼったくり価格で売るわけですからね。そりゃヘイトを集めるって話。
で、テンバイヤーが買ってきたものを売る場所の1つがamazonです。
amazonの価格表示の仕組み
amazonにはマーケットプレイスという、amazon以外の会社や個人がamazonのシステムを利用して商品の売買を行うシステムがあるからです。
amazonのシステムは非常に良くできていて、他のECサイトも今やamazonのコピーみたいなところばかりになってきていますが、良くない点もあって、それは価格表示(利点もあるので、良くない点っていうと誤解があるかもしれないけど)。
amazonの商品の価格表示は基本的にamazonでの値段とマーケットプレイスで同様の商品を売っているところの値段を比べて、一番安いものが表示されるようになっています。
そして、例え、amazonの値段が一番安くても、amazonに在庫がない場合はマーケットプレイスの値段が優先されます。
そのためニンテンドースイッチやPSVRのように、amazonやマーケットプレイスで、定価販売の商品の在庫が常に切れている場合、テンバイヤーたちのぼったくり価格が検索結果などに表示されてしまいます。
しかも、その辺の仕組みをよくわかってない人たちからすると、amazonのUIだと、amazonがぼったくり価格でものを売ってるように見える。
テンバイヤーへのささやかな抵抗としての定価表示
で、こうした価格表示自体は変わらずなのですが、最近になって、売り切れるほどの人気商品には、以下のように定価が表示がされるようになりました。
定価を表示するって、普通の中の普通ことだけどな。
まあ、定価というか正確にはメーカー希望小売価格だけど、細かいことはとりあえずおいておきましょう。
これ、地味だけど、これによりamazonが売ってると「間違えて」ぼったくり価格で買う人は多少は減るのではないでしょうか。
これがあることで、これ以上の価格で売ってるところはテンバイヤー認定できますし。
とりあえず、この値段おかしくない? と思ったら上記のような注意書きがないか探してみると良いでしょう。
Keepaとの併用がお勧め
ちなみに、Keepa - Amazon Price TrackerというGoogle Chromeの拡張機能を使うと、過去のamazonでの商品価格の変動が確認できるので、amazonで商品を買うことの多い人にはお勧めです。
以下の図はニンテンドースイッチの価格変動ですが、値段はほぼ4万円超え。ただし、amazonの販売価格はオレンジのマークで示されるのですが、この表ではそれがほとんどありません。
つまり、テンバイヤーが定価以上の価格で売ってるという状況がずーーーーっと続いてるというわけです。
ちなみにこちらはニンテンドースイッチで発売されたARMSというソフトのダウンロード版の価格変動ですが
売れ筋ランキングが落ち着いた瞬間値下げし、発売日直前だけまた戻すという、さすがamazon、おれたちにできない事を平然とやってのけるッ(以下、略)。
...、まあ、なんとも抜け目ないことをやっております。
今日はこんなところです。では、みなさん良い3連休を。