バカなマスコミを相手にしてるとブログネタに困らなくていいのですが、それにしてもホワイトカラーエグゼンプションで過労死が増える、という話は結構むちゃくちゃです。
「ホワイトカラーエグゼンプションは過労死を増やす」連合“残業代ゼロ制度”潰しへ執念、政府と激突
今度の法改正でホワイトカラーエグゼンプションの対象とされる予定なのは「年収1075万円以上、金融ディーラーや商品・研究開発者、システムエンジニアなどの専門職」とされています。
で、この記事を書いた記者に訊きたいが「年収1075万円以上、金融ディーラーや商品・研究開発者、システムエンジニアなどの専門職」で今までに過労死した人間はどれくらいいるのでしょうか。
わたしが普段ニュースだったり、労働判例をみたりで知るかぎり、過労死した労働者が「年収1075万円以上、金融ディーラーや商品・研究開発者、システムエンジニアなどの専門職」だったという話は聞いたことがありません。つーか、1075万円以上の給与所得者って日本に4%ほどしかいないんだから当然っちゃ当然か。
ホワイトカラーエグゼンプションが長時間労働の助長っていうのもよくわかりません。ホワイトカラーエグゼンプションの対象労働者って「業務に従事した時間と成果との関連性が強くない業務」の予定なんだし。
あっ、もう一つ重要な事を訊こうかな。残業代をもらえば労働者って過労死しなくなるんですか?
ホワイトカラーエグゼンプションで過労死が増えるなんて、記事のタイトルにつけるんだったら、これくらい、わかってて当然ですよね。