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ブラックバイト 労務問題(時事)

革マル派の出先機関に相談するよりも、ブラックバイトはさっさと辞めるのが一番

2016/08/17

Yahoo!のトップニュースにもなったのでご存じの方も多いかと思われますが、ブラックバイトに対抗するための労働組合、ブラックバイトユニオンが結成されたことが話題になっています。

ブラックバイトって言葉が世に出回るようになった頃から、バイトなんだからバイト先がブラックだったら辞めればいいじゃねえか、と思っていたのですが、労働組合まで作るとは・・・。いや、労働者には労働組合を作る権利があるので、別にそれはいいし文句もありません。

ただ、ちょっと気になったことがあったので調べてみたのですが、このブラックバイトユニオンの代表者である佐藤学っていう人、やっぱりというか当然というか、あのPOSSEメンバー(その割には、ブラックバイトユニオンのHPには、POSSEとブラックバイトユニオンの関係性を匂わせるようなことが全く書かれていません(8月4日現在)が)。

まあ、なんであれ、ブラックバイトユニオンっていうのは革マル派の出先機関の可能性が高いわけです。POSSEみたいなNPO法人よりも、ユニオンと名前が付いている方が労働者からの相談も受けやすそうでし、なによりブラックバイトの被害者は学生ですから、そのついでに・・・。おっと、これ以上書くとわたしが工作されてしまうかも。

上記のことは置いておいても、学生バイトがユニオンに入って労働運動をすることはあまりオススメできません。

ブラックバイトユニオンがどうかは知りませんが、基本的にユニオンに加入するには組合費を支払う必要があるし、問題を解決してもらっても成功報酬を取られる場合もある。ただでさえ、バイト代なんてたかが知れてるのに、これじゃブラックバイトに搾取されてるのか、ブラックバイトユニオンに搾取されてるのかわかったもんじゃない。

お金のことは置いておいても、バイトの一番の武器は辞めたければいつでも辞められる、というその流動性にあるのだから、なおさらです。

例えば、忙しい都会のコンビニや飲食店は、郊外の比較的暇な同じチェーン店でも時給が高いのが普通です。なぜなら、忙しい都会の店舗ではバイトの定着率が悪かったり、そもそもあまりに安い時給では求人をかけても誰も来なかったりするからです。そんな人がどんどん辞めたり、全然人が来ない店舗といえど、人がいなければ商売することはできません。そのため、店舗を経営する会社は労働条件を引き上げざるを得なくなります。最近のその顕著な例が、すき家の時給1600円というわけです。労働組合が賃上げを頑張ったからではありません。

なので、ブラックバイトなんてさっさと辞めて、労働運動に無駄な時間を費やさず、学生は学生の本分を全うすべきなのでは、とわたしなんかは思ってしまうわけです。

もちろん、労働者が声を上げるっていうのは悪いことではないし、2004年のプロ野球のストライキなんかはまさにその好例と言えなくもない。ただ、プロ野球選手と違って、その業種で自分は一生生きていくんだ、みたいな職場ではないアルバイトの世界で労働運動なんかするってのどうなのさ? そんなの時間の無駄でしかないでしょ? 学生にとって時間ほど大切なモノはないんだから。

 

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名古屋の社労士事務所、川嶋事務所の代表で、このブログの筆者。 新しいこと、もの、特にIT関連が大好きで、社労士としては会社・労働者のITトラブル対策・就業規則作成が得意分野。 2016年4月から9月まで中日新聞で「働く人を守る労働保険」を連載、開業社労士専門誌「SR」に寄稿するなど、メディアでの執筆活動も。