一度は解約して、もう一度契約し直したkindleunlimitedですが、限界なので1カ月と経つ前に再び解約します。
そもそも、なぜ一度解約したかというと、メディアでも騒がれていたとおり、品揃えが急激に悪くなった上に、こちらの記事でも指摘したとおり、UIも改悪の一途だったから。
さすがに改悪されたUIはもとに戻ってきましたが、品揃えは相変わらずひどくなる一方。
kindleunlimitedで読んで紹介した、こちらも
こちらも
今ではkindleunlimitedの対象外ですよ、まったく。
またも宇宙の本
で、どうせ辞めるなら、1カ月ギリギリまでということで最後に一冊と思って読み始めたのがこちら。
宇宙については最近、こんな書評を書いたばかりですが、
わたし、宇宙の中で何が一番好きってやっぱりブラックホールなんですよ。
空想と現実のギャップ
光を吸い込む天体、謎だらけの天体、なんとも中二ゴコロをつかむ要素いっぱいのブラックホールですが、ロボットの武器とかエンジンに使える、みたいな、空想上の楽しみはそれはそれでいいのですが、実際のところはどうなのか、というのは興味があります。
空想と現実のギャップを楽しみたいといいますか。
これは別ジャンルも同様で、歴史なんかも、大河とか歴史小説上で英雄的に描かれた歴史上の人物に興味はありません。
そんなのは所詮、現代人のフィルターを通した「歴史上の人物」に過ぎないから。
でも、当時の人間の肌感覚や文脈に沿って描かれた「歴史上の人物」には非常に興味があります。
まあ、興味があるというか、自分が凡人だから「歴史上の英雄もまた人の子だ」と安心したいだけなのかもしれませんが。
みんな数学と物理は勉強しようね
で、今回読んだ「カラー図解でわかるブラックホール宇宙 なんでも底なしに吸い込むのは本当か? 死んだ天体というのは事実か? (サイエンス・アイ新書)」。
ブラックホールの実際のところはどうなのよ? と思って読んだんですが…、正直何が何やらさっぱりでした(笑)。
もちろん、ところどころはわかるし、このあいだ読んだ本の知識も活かせるところがあったりするし、何より図解入りなのでわかりやすいはずなんですが、でも、難しい。
最大の理由はブラックホールのことをきちんと理解するには、物理と数学の知識は必須だよ、ということだと思うんです。
ブラックホールと切っても切り離せない重力は物理現象なわけですし。
で、わたし、数学は高校1年で5段階評価で「2」を取るほどのていたらくだったし、物理に関してはかじってもいない。この時点でハードルがかなり高い。
あと、あんまり読んだ本の批判はしたくないんですけど、ちょくちょく突然入ってくる専門用語の意味がわかりかねるところが多々あって、図解減らしてでも、そういう単語解説みたいなのがほしかった…、みたいな。
ただ、この記事の冒頭で冗談めかして書いた「ブラックホールを武器やエンジンに使う」ついても真面目に考察されていたりするので、わかるところだけぱっぱっと読んでもそれなりに楽しめます。
カラー図解でわかるブラックホール宇宙 なんでも底なしに吸い込むのは本当か? 死んだ天体というのは事実か? (サイエンス・アイ新書)