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電子書籍

わたしの電子書籍がiOSで開くことができなかった件についての詳細

2016/06/17

わたしの電子書籍「社労士は食えるか!?」ですが、発売から1ヶ月以上ものあいだiOS版Kindleで開けない状況にありました。現在の版では問題なく読めるとAmazonのサポートから報告を受けています。ただし、すでに過去の版をご購入されてしまった方に関しては、新しい版に更新できるようになるまで、今しばらく時間がかかるそうなので、もう少しお待ちいただければと思います。

今回は、以前にもお伝えした通り、どうしてこのようなことになったのか、およびAmazonの電子書籍サービスのサポートセンターであるKDPサポートとのやり取り等を、今後Kindleで電子書籍を出そうとお考えの方のためにも、包み隠さずお伝えしようかと思います。

 

初期の段階で不具合を見つけられる可能性はあったが・・・

まず、どうしてこのようなことになったのか。つまり、iOS版だけわたしの電子書籍が開けなかったのかという点です。

一番の問題は、わたしがiOS端末を持っていなかった点に尽きるのですが、ただ、AndroidとiOSの2台持ちをしている人のほうが稀というもの。そのためAmazonではKindleプレビューアという、各端末での表示をエミュレートするアプリを無料で配信しています。また、このKindleプレビューアを使えば、Word等で作成した電子書籍の原稿をmobiと呼ばれるKindleの電子書籍ファイル形式にも変換できます。

もちろんiOS版のプレビューもできるのですが、どういうわけか、わたしの原稿をKindleプレビューのiOSモードで開くとなにも表示されませんでした。しかし、わたしはこれをWindowsPCだから開けないのだろう、と思って本を出す前はあまり深く考えていませんでした。

というのも、KindleFireなどのモードでエミュレートすればきちんと画面が表示されていましたし、なにより、このアプリで作成したmobiファイルをわたしのAndroid端末に送信し、Kindleアプリで開けばきちんと表示されていたからです。

この段階で不具合に気づければ、良かったのですが、Amazonの公式ソフトという安心感に身を委ねすぎてしまっていたことと、早く電子書籍を出したい、という感じで気持ちが急いでいたというのが当時のわたしの偽らざる心境であり、気づける状況にありませんでした。

 

アマゾンレビューで発覚

その後、わたしの電子書籍が発売されたわけですが、それから数日後、アマゾンレビューで衝撃の事実をわたしは知ることになりました。それが「iOS端末でわたしの電子書籍が読めない」というものでした。

当然のことながらそのレビュアーの評価は星ひとつ。包み隠さずお伝えするお約束ですのではっきり言ってしまいますが、この評価がついたその日から、明らかに売上が落ちました。

そこでまずわたしはKindleプレビューアのiOSモードで正常に開けないことに注目し、Wordからhtmlという方法を改め、ePubファイルで作成したものをKindleプレビューアでmobiに変換してみました。しかし、これはダメ。では、と思い、Kindleプレビューア以外のソフトでmobiファイルを作成してみようと他のソフトを使ってmobiファイルを作成、それをKindleプレビューアで開いてみると、なんとiOS版でも開くことができました。

ここでようやくわたしはKDPサポートに連絡を取り、事の次第を伝えたのですが、KDPサポートから帰ってきた答えは、「Kindleプレビューアで変換したものでないとサポートできない」とのこと。

うーん。

釈然としない気持ち満々のまま、その後、KDPサポートから様々な指示を受けるもすべて効果なし。現在、「社労士は食えるか!?」の版が5も行っているのは、すべてこのせいで、中の文章自体は初版からまったく変わっていません。

結局、問題は解決されないまま、専門の部署にことの解決をお願いするとのことで、1週間ほど時間がほしいとKDPサポートから連絡を受けました。

 

Windows版のKindleプレビューアv2.92がやばい

1週間待って返ってきた答えは、結局「原因不明」でした。

おいおい…。

ただ、その原因をなんとか解明するために、とKDPサポートからわたしの原稿、それもmobiに変換する前のWordファイルを原稿として、つまり電子書籍として上げてほしいと言われました。

わたしのほうがちょっと勘違いしていたのですが、電子書籍としてアップロードするファイルは別にmobiでなくても良かったようです。もちろん、販売されている電子書籍はmobiファイルのようですし、また、実機等での確認のためにmobiファイルを作成する人のほうが多いと思います。そして、それをそのままアップロードする人も多いのでは、とも思います。

で、言われた通りWord形式の原稿をアップロードしたところ、なんとiOS版でもわたしの電子書籍が読めたとKDPサポートから連絡が。

マジかよ・・・。

ここからはわたしの予想ですが、今回の不具合の原因はやはりKindleプレビューアだったのではないか考えています。少なくともWindows版のKindleプレビューアv2.92で作成したmobiファイルはやばそうです。

その理由は以下の2つ。

  • 外部ソフト(calibreというソフトを使用しました)でmobiファイルを作成した際にはKindleプレビューアのiOSモードでも本の中身が正常に表示された点
  • mobi以外(わたしの場合Word)で上げたファイルに問題なかった点
この2つの共通点は、mobiへの変換にKindleプレビューアv2.92を使用していない、ということです。

前者がKindleプレビューアを使ってないのは当然なのですが、では、後者に関してはどうかというと、実は確信はありません。

ただ、Wordファイルをアップロードした際、アップロードが終わるまで非常に時間がかかりました。おそらくですが、このアップロードの際にWordをmobiに変換しているのだと思われます。そして、この変換がKindleプレビューアと異なっているのならわたしの名推理は的中、同じ方法なら事件は迷宮入りというわけなのですが、その真偽を確かめるすべはありませんが、どちらにしてもWordで上げるぶんには問題はないようです。

以上のことからわたしが言えるのは、少なくともKindleプレビューアのバージョンが上がるまでは、Kindleプレビューアで変換したmobiファイルは使用しないほうがいいということです。
Kindleプレビューアで表示の確認等をする場合も、その際に一生に作成されるmobiファイルをアップロードするのではなく、原稿となったWordやePubを使うほうが安全でしょう。


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名古屋の社労士事務所、川嶋事務所の代表で、このブログの筆者。 新しいこと、もの、特にIT関連が大好きで、社労士としては会社・労働者のITトラブル対策・就業規則作成が得意分野。 2016年4月から9月まで中日新聞で「働く人を守る労働保険」を連載、開業社労士専門誌「SR」に寄稿するなど、メディアでの執筆活動も。