VR・その他デバイス

筆者の体験に基づく「VR酔い」しないための4つの方法

2016年10月22日

PSVRが発売されて1週間、毎日のように現実と仮想現実を行き来している社労士の川嶋です。

このPSVRですがVR酔いするという人が、TwitterやAmazonのレビュー見てても結構います。

何を隠そう、わたしも初日RIGSという、二足歩行のロボットに乗って対戦スポーツを行うゲームをやったときは、死ぬほど酔いまして、翌日の仕事も手につかないくらい体調が悪くなりました。

VR酔いとは別で、ゲームをやってると起こることのある3D酔いはあまりしたことがなく、例外的に酔ったのはPS2で出たキングダムハーツと聖剣伝説4。キングダムハーツの方は、やってるうちに慣れたけど、聖剣伝説4はやる度に酔うので序盤でゲーム自体やめました。

で、VR酔いについてですが、色々工夫した結果、最近はほとんど酔わなくなってきたので今回は、わたし流のPSVRで酔わないための方法をご紹介したいと思います。

 

① 体調を整える

これは乗り物酔いと一緒ですね。

体調が悪いときというのは酔いやすいので、そういうときはやらない。

体調が悪いという現実から逃げるためにVRやると、現実の自分はもっと体調が悪くなるだけです。

酔いの種類が違うので効くかどうかはわかりませんが、酔い止めの薬を飲むのも対策の1つでしょう。

 

② PSVRの設定を見直す

PSVRでは、PSVR本体の設定で画面の明るさと、目の幅を調整できます。

画面が明るすぎると、それだけ目に対する刺激が強くなるので、調整したほうが良いかと思います。

また、目の幅についてですが、PSVRでは標準的な目の幅として63mmと設定されていて、これを基準にVR映像を作成します。

ただ、PSVRは意外と焦点がぼやけやすく、ちょっとPSVRがズレるとすーぐ、焦点がぼやけます。

目の幅を調整すると、これが多少緩和されるので調整したほうが良いでしょう。

わたしは酔いの専門家ではないので、滅多なことは言えませんが、これらを調整したことで、多少なりとも酔いにくくなったような気がしてます。

(プラシーボ効果だったらごめんなさいです。でも快適に遊ぶにも必要なことなのでやっておいて損はないです。)

 

③ ソフト側の設定を見直す

ソフトの方でも設定が変更できる場合があります。

設定内容はソフトによって異なるので、一例としてRIGSの話をすると、RIGSではカメラ(視点)の移動を、コントローラーの右スティックで行うか、首の動きによって行うかが決められます。

どちらのほうが良いかは個人差あるでしょうが、個人的な持論はあるので、それらも合わせて次項で解説したいと思います。

ただ、ゲームによってはあまり設定できないもの(設定する必要のないもの)もありますが、ソフトのほうで設定できるものについては自分にあったものを設定したほうが良いでしょう。

 

④ 移動するゲームではなるべく視点を固定する

ゲーム内の自分がゲーム内で移動するゲームは酔いやすい

いま出ているPSVRのはゲームは大きく分けて2つあって、自分(画面の中の自分の分身となるキャラ)がその場から動くゲームと、動かないゲームがあります。

その場から動く、というのはロボットを動かしたり、車の運転をしたりというもので、動かないゲームというのは、女子高生の家庭教師をしたり、アイドルのライブを見たりするもの。

では、どちらの方が酔いやすいかというと、それはもう圧倒的に自分がその場から動くゲーム。まあ、アイドルのライブで調子乗って激しくヘッドバンギングとかしたら話はまた別だけど。

それはさておき、ゲーム内の自分がその場から動かないゲームというのは、身体的には現実に座ってゲームをしてる自分とほとんど変わらないので、視覚と身体感覚の誤差がありません。

一方、ゲーム内の自分が自由にゲームの中を動く場合、自分自身の体は動いていないのに、画面内では移動しているということになり、このギャップが酔う大きな要因となっている模様。

 

現実世界でしないことはVR世界でもなるべくしない

で、そういったゲームで酔わないために重要なのが、首を不用意に動かさず、視点を固定すること。

首を固定して、カメラを固定している状態は、ちょっとでかい普通のモニターでゲームしてるのとほぼ同じなので、普段3D酔いしない人はこれでかなり酔いが抑えられると思います。

でも、VRに慣れてないと、見渡す限りゲーム空間が広がってる、という状況に興奮して、調子に乗って、首を動かしていろいろと見てしまうんですよね。というか、わたしがそうでした。

しかし、移動を伴うゲームでは、慣れないうちはそこをぐっとこらえて、なるべく真正面で視点を固定した方が酔いづらいです。

せっかくVRのゲーム買ったのに、と思う人もいるかもしれませんが、VRというのはバーチャル(仮想)とはいえ現実(リアリティ)なので、現実世界ですると酔うことは、VRの世界でも酔います。

例えば、現実で、首を頻繁にあちこち動かしながら歩いてたら普通の人は酔います(確かめるためにさっき部屋の中でやってみたけど、やっぱり酔った)。VRの世界を移動中にあたりを見回すというのは、これと同じなわけです。

 

③のRIGSの設定の話をすると、個人的には、首の動きによるカメラの視点移動は、コントローラーで制御するより酔いやすいと思っています。

 

まとめ

以上です。

わたしは別に酔いの専門家ではないので、上で書いたことはあくまで実体験に基づくものです。

科学的な根拠がないという意味では民間療法みたいなものですが、一人でも多くの人がVR酔いから解放されるのであれば、幸いです。

 

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  • この記事を書いた人

社会保険労務士 川嶋英明

社会保険労務士川嶋事務所の代表。「いい会社」を作るためのコンサルティングファーム「TNC」のメンバー。行動経済学会(幽霊)会員 社労士だった叔父の病気を機に猛勉強して社労士に。今は亡くなった叔父の跡を継ぎ、いつの間にか本まで出してます。 3冊の著書のほか「ビジネスガイド」「企業実務」などメディアでの執筆実績多数。

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