時事のよもやま話

偏差値で評価されるほど気楽なことはない

2014年3月11日

なんだか、脳学者の茂木健一郎さんのTwitterでの発言が波紋を呼んでいるようですね。

https://twitter.com/kenichiromogi/status/442297990858801152

個人的には、代ゼミや駿台は潰れてもいいけど、河合塾はちょっと困るかな。

高校も大学も中途退学のわたしにとって、母校と呼べる場所は河合塾、厳密に言えば河合塾COSMOぐらいなので。

ちなみに、河合塾COSMOというのは高校中退者などが高認(わたしの頃はまだ大検)を取得するための予備校で、COSMOに在籍していれば大学受験コースも別途料金無しで受講できます。それだけではなく、ゼミ形式の授業も抱負で農園を育てたり、合唱したりといった授業、って言っていいのかよくわからないようなイベントもたくさんありました。

あっ、COSMOの話じゃなかった。

それにしても、偏差値教育ってそんなに生徒を傷つけるんですかね。

わたしなんかは、今にしてみると、偏差値教育って生徒の立場から見ても非常に気楽なものだったなあとかって思ったりするんですけど。

だって、偏差値教育って勉強で良い点さえ取っていればみんなが褒めてくれて評価してくれるんですから。こんなに楽な事ないじゃないですか。そこに突出した才能や飛び抜けたルックスやカリスマ性も必要ない。おまけに服装を着崩そうが、髪の毛を茶色や金色にしてたって、勉強さえできれば本来、大学に行くだけなら何の問題もないし、文句を言われる筋合いもない。

実際、わたしは高校辞めた後は大検の受験勉強と大学受験の受験勉強を必要最低限になるよう自分の時間をマネージメント(?)して、残りの時間を友だちと遊んだり山に登ったりフットサルしながらおもいっきり遊んでいました。

ただ言えるのは、社会に出てしまえば、勉強が出来るだけで評価されるなんてありえないという点。むしろ、それ以外の発想力とかコミュ力の方が求められるし、そもそも周りから評価されることなんてよっぽどの事ない限り稀。仕事はやれて当たり前、勉強にしたって、いくら資格を取ろうが、それを活かせないなら時間の無駄・勉強損。

偏差値教育が人を傷つける、の意味や市場原理に基づいて商売しているだけの予備校を攻撃する意味はよくわかりませんが、偏差値教育と社会に出てから求められるスキルがかけ離れている点は、やはり問題がある気がします。

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  • この記事を書いた人

社会保険労務士 川嶋英明

社会保険労務士川嶋事務所の代表。「いい会社」を作るためのコンサルティングファーム「TNC」のメンバー。行動経済学会(幽霊)会員 社労士だった叔父の病気を機に猛勉強して社労士に。今は亡くなった叔父の跡を継ぎ、いつの間にか本まで出してます。 3冊の著書のほか「ビジネスガイド」「企業実務」などメディアでの執筆実績多数。

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