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その他 時事問題

ペーパーテストに対する惜しみない感謝

2016/04/20

大学受験ペーパーテスト廃止、「人物重視」で学生レベルはどうなる?

知識重視」から「人物重視」という名目のもと、大学受験(とりあえずは国公立の二次試験以降)からペーパーテストがなくなる可能性があるそうです。

これに関しては有識者学校関係者からすでに多くの意見が出ていて門外漢の私がとやかく言う必要もない状況にあります。

ただ、それでも私の個人的な意見を言わせてもらうなら、こうした変更に関して私は断固反対です。

>思えば、私はペーパーテストに救われながら生きてきました。

高校を1年でやめた私はその後、大検(現在は高認)を取得しました。大検の試験は当然のことながらペーパーテストでした。

その後、大学にはセンター受験で合格しました。センター試験は誰もが知っている通りペーパーテス(ry

ですが、高校の時と同様に大学もやめてしまった私。大学をやめた後は叔父の社労士事務所を手伝うことになりましたが、それから3年ほどで社労士である叔父が脳腫瘍で倒れて、9ヶ月の闘病生活の末にこの世を去りました

社労士なしで社労士事務所をやっていくことはできないため、私は社労士の資格を取りました。言うまでもなく社労士試験は(ry

振り返ってみると、私のこれまでの短い人生の中でペーパーテストというのは決して小さくない比率を占めています。というか、ペーパーテストがなければ何回詰んでもおかしくない人生を送っている。

さて、こういう人間を「人物重視」で評価するとどうなるのでしょうか。

「七転び八起きで素晴らしい」と評価してくれる人もいるのでしょうが、なかなかそうはいかないでしょう。実際、露骨に冷たい視線を向けられたことも1回や2回じゃありませんしね。

それでも、私の人物性に関してまったく評価の対象としないペーパーテストのおかげで、大検も、大学受験も、社労士試験も合格できました。

あのー、例えば、私のような経歴や私のブログやTwitter、あるいは直接私とあった時の印象に対して、私と仕事をしたくないという会社の経営者がいるのは仕方ないと思うんですよ。あるいは、私のような経歴を採用したくないという企業があったとしてもそれは同様だし、友人になりたくない、友人を辞めたいと思われてもそれはそれで仕方がない

前者はお金が絡むことであると同時に、詰まるところ私に対する「市場」の評価とも言えます。市場というのは非常に民主的な制度なので、ある程度の平等性が保たれている考えることができます。また、後者のような友人関係にしても、私にも選択権がある以上はこちらも平等性があると言っていい。

しかし、大学受験でそれをやる、大量の受験生に対して一律にそれを行う、それもアメリカの猿マネをアメリカのバックボーンに対して何ら配慮もせずそれをやられれば私は簡単に弾かれてしまうでしょう。現在、求人に関して年齢や性別による条件をつけることをいくつかの例外をのぞいて禁止されていますが、そのせいであまりに多くの求職者が集まってしまう大手の大企業の新卒は、結局は大学名というわかりやすい形で選考されていますからね。そういう意味でも、私の経歴はいろいろとわかりやす過ぎる。

なんだか後半は自分のことを非常に卑下するような文章になってしまいましたが、1つ言っておきたいのは、私は高校を辞めたことにも大学を辞めたことにも後悔していないし、コンプレックスも持っていないということ。まあ、親には金銭的には非常に迷惑をかけましたが、それとこれとはまた別の話。

私がペーパーテストの撤廃に反対なのは私自身がペーパーテストに救われてきたから。論理的でもなんでもないかもしれませんが、とにかくそういう理由です。

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名古屋の社労士事務所、川嶋事務所の代表で、このブログの筆者。 新しいこと、もの、特にIT関連が大好きで、社労士としては会社・労働者のITトラブル対策・就業規則作成が得意分野。 2016年4月から9月まで中日新聞で「働く人を守る労働保険」を連載、開業社労士専門誌「SR」に寄稿するなど、メディアでの執筆活動も。