Nexus7についての雑感2 電子書籍編
2016/04/20
社労士稼業をやっていると、職安などでの待ち時間も結構バカになりません。
その待ち時間のあいだ、今現在私のデート相手になってくれているのがNEXUS7です。
じゃあ、NEXUS7で何をしているかと言うと基本的には本を読んでいます。いわゆる電子書籍ですね。
紙で読めるものをどうしてわざわざタブレットで読むのか、というのはよく言われていることですし、私自身もそう思っていたこともあります。
ですが、電子書籍の本質はそんなところにはなかったんだと思い知らされました。
そもそも私は普段それほど本を読む方ではありません。もちろん仕事に必要なものは読みますが、衝動的に買うだけ買って机などに積まれたままになっているものもたくさんあります。
しかし、電子書籍の場合、というよりNEXUSを初めとするマルチメディア端末の場合、ネットやTwitterを見たりする間に本を読むことも可能です。
これが思いのほかいい感じなのです。
あまり本を読まない私のような人間には、本を読む、という行為に移るには若干の気持ちの準備が必要です。ネットをしてる最中にブラウザのお気に入りサイトが更新されてないかな、と気軽にちょっとクリックするのとはちょっと違うわけです。
しかし、常に携帯しているタブレットに本が入っていると、気持ちのハードルがかなり低くなります。手持ち無沙汰にタブレットを触ってると、いつの間にかKindleアプリを開いているなんて日常茶飯事。
また、以前は何もすることのない職安の待ち時間などに紙の本を読んだりしていました。しかし、鞄に入れてくるのを忘れてしまったらそれでアウトです。しかも一気に全部読めるわけではないので、しおりも挟んでおかなければいけません。そしてやっぱり重い。
ですが、今や私にとって、タブレットを家に忘れる確率は、携帯や財布を忘れる確率ぐらい低いものになっています。また大抵の電子書籍のアプリにはしおり機能が初めから入っているので、読みかけの本を1ページだけ読んでネットの気になる記事を見てまた本を読むということも可能。なんとも落ち着きのない読み方ですが、私のように集中力が続かない人間には、これはもってこいの読書方法なのです。なので、白黒版のKindleのような電子書籍専用端末は私にとってはまったく魅力がありません。
それに、重量に関しては、一般的なハードカバーの書籍とさほど変わりませんが、この変わらないってところがそもそものポイントですよね。タブレットの中に何冊入れても変わらないのですから。
以上のこともあって、NEXUS7を買ってから、本を読む量が増えました。
もちろん、不満がないわけではありません。
1番の不満はやはり蔵書数の圧倒的不足。というか、2番目も3番目も4番目も5番目もこれです。
特に、社労士が仕事のために読んでおきたいと思えるような本はほぼ全滅。
裁断機とスキャナーで自炊すればいいだけの話ではありますが、やはり面倒。
それにスキャナーで画像として保存してしまうと、当然ですが文字サイズの変更は不可能。読みづらい場合、拡大と縮小で何とかしなければなりませんが、これも結構面倒。
というか、そもそも7インチタブレットはレイアウトに自由の利かない漫画や雑誌のように写真や画像が中心の電子書籍とは、相性がいいとは言えないのかもしれません。実際F1速報というF1ファン御用達の雑誌も買ってみましたが、デフォルトのサイズだと文字が小さくて読みにくいし、拡大すると文字がぼやけるしでまともに読めずじまいでしたしね。もちろん10インチタブレットならばそのへん問題はないのかもしれませんが。
次回は社会保険労務士が業務中にどのように7インチタブレットを活用しているかを書きたいと思います。
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