例えば、あなたの好きな食べ物がケーキだったとしましょう。
でも、ケーキを自分で作る人は少数ですよね。
例えば、あなたの趣味がテレビゲームだったとしましょう。
でも、だからといって、ゲーム機本体を組み立てたり、
ゲームソフトを作ったりする人はまずいません。
では、なぜ私たちはおいしいケーキを食べたり、
家や外出先でゲームを楽しんだりできるのでしょうか。
それはもちろん、お金を払ってケーキやゲームを買っているからです。
お金を払って、おいしいケーキを食べたり、ゲームでの楽しい経験を買っているのです。
でも、そんなに好きなら、なぜケーキやゲームを作る人は少数なのでしょうか。
「作り方がわからない」
というのは答えの1つでしょうが、わからなければ調べればいいだけです。
でも、調べるのは「面倒」です。
作るのはもっと「面倒」です。
そして、調べるのにも作るのにも時間がかかります。
つまり、私たちがケーキやゲームをお金を払って買うというのは、
「おいしい」「楽しい」のためだけでなく、
「面倒なこと」を他人に任せることに対してもお金を払っているのです。
前置きが長くなりましたが、社労士の仕事も同じです。
社労士にお金を払って、
「おいしい」とか「楽しい」という経験はなかなか得られないかもしれません。
でも、あなたが「面倒」だと思っている、
手続きや調べものを代わりに行うことができます。
もちろんお金はかかりますが
社労士に任せたことで、空いた時間を有効に使うことができれば、
十分お釣りが来るでしょう。
自分が苦手なことは他人に任せて、自分は自分の得意なことに集中する。
経済学ではこれを「比較優位」なんて言ったりします。
もしも、あなたが会社の経営者で社会保険や労働保険、あるいは労使関係でお悩みならば、社会保険労務士に相談することをお勧めします。