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書評

【書評】1日ひとつだけ、強くなる。梅原大吾

2016/07/23

今回読んだのはこちらの本。
1日ひとつだけ、強くなる。

1日ひとつだけ、強くなる。

 

格闘ゲーム界のキングカズ「ウメハラ」

昨今は、テレビゲーム、特に対戦型のゲームのことをe-sportsと呼ぶ動きが盛んとなっていて、メディアでも取り上げられる機会が増えています。

本書の著者、梅原大吾は、そうした流れの最先端を行く日本初のプロゲーマー。彼が2010年にプロゲーマーとなったことで、その後、続々と日本人のプレーヤーがプロゲーマーとなっています。

言うなれば、彼は格闘ゲーム界のキング・カズ。

ただ、今、e-sportsが話題だからといって、その流れに乗ってにわかな状態で、訳知り顔で「ウメハラが」とか言うと、より知ってる人に白い目で見られる可能性があるのでご注意を。

キング・カズと言っても今のキング・カズというわけじゃないのです。

彼がプロ契約した2010年頃がブラジルでプロ契約したあたり、その後ストⅣの大会なんかでプロとして結果を出してた頃がJリーグブームのヴェルディ時代のキングカズだとすると、今はフランスW杯前くらいのキング・カズ。

周りの若手なんかも台頭してきていて、今年になってメインとなるゲームが変わった事もあり、最近あまり結果も出ていないのがわたしの目から見た勝手な現状。

そういう中でe-sportsといえばウメハラというのはあまりにも安易だと思われるし、アンチもいるわけです。

 

将棋の棋士やプロスポーツ選手にも匹敵する勝負論

で、ようやく本書の内容に行くのですが、簡単に言ってしまえば、格闘ゲームという勝つか負けるかの世界、その中に身を置き、これまでなにを思い、どのように行動してきたか、そして今どうしているか、というのが書かれている本です。

生い立ちなんかはこちらの本で詳しく書かれているので、

今回は特に「勝負」に挑むにあたって、普段からなにをどう考え行動しているか、という内容が多いですね。

ともすると精神論になりがちな話や、ゲームの中に限った話になりがちなところを、うまくより一般的なところに落とし込んでいるところに、彼の考えの深さが見て取れます。

わたしのようにゲーム大好きではなくて、ゲームの事を全然知らない人でも、将棋の棋士やプロのディーラーや、プロスポーツ選手の勝負論を読むような感覚で読めるのでオススメです。

ちなみに、本当はよくある感じで、作中の言葉を切り抜いて、いろいろ感想つけようかとも思ったのですが、そうすると、前後の文脈があっての言葉が薄まってしまうのでやめときました。

そんなことしなくても、本書読んでもらって、彼がゲームがどれだけ奥が深くて、それに勝つために様々なことを考え行動しているかを知ってもらえれば、少なくともなにか感じるものはあるのではないかと思います。

ベッタベタだけど、ウメハラといえばこれです!

 

最後、余談も余談ですが、わたしの読む本がいちいちちょっと古いのは(本書も発売は1年前)、評判がでた後に評判のいい本だけ読みたい、というわたしの保守的な部分が1つ。

もう1つは「この人の本を読みたい」と思って本を読むことが多いからなんですよ。

その昔、村上龍とかサリンジャーとか、この人の本を読みたいと思ったら、貪るようにその人だけの本を読んでたし、音楽でもミスチルとかバンプがそうだったけど、ハマったらシングルやアルバムだけでなく、シングルのカップリングまで全部聞きたいと思ってしまうタイプなのです。

で、佐藤優とか勝間和代みたいに毎月(言い過ぎ?)本を出していれば別だけど、普通の著名人の場合発行ベースは数年に1回なわけ。で、そのとき読みたいと思ったの最新刊が1年前や2年前、というのは、まあ、そりゃよくあるという話。

というわけで、たぶん、今後も新しく出た本を積極的に書評するってことはないと思います。

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名古屋の社労士事務所、川嶋事務所の代表で、このブログの筆者。 新しいこと、もの、特にIT関連が大好きで、社労士としては会社・労働者のITトラブル対策・就業規則作成が得意分野。 2016年4月から9月まで中日新聞で「働く人を守る労働保険」を連載、開業社労士専門誌「SR」に寄稿するなど、メディアでの執筆活動も。