名古屋で就業規則作成するなら社会保険労務士川嶋事務所

名古屋市営地下鉄名城線、西高蔵駅から北へ徒歩3分、国道19号線沿いの社労士事務所

炎上

自爆型と通報型、ネット炎上の原因が表沙汰になるパターンから考える会社の社員教育

2017/02/02

今週末からGWですが、ブログをほぼほぼ毎日更新する側からすると、きちんと記事のストックを作っておかないとあってないようなもの。ちなみに、GW中の川嶋事務所の営業日についてはこちらをどうぞ。

今回はネット炎上と労務管理と題して記事を書いていきたいと思います。

今までも、ネット炎上が起こるたびに、このブログでも野次馬的に記事を書いてきてはいましたが、そのときそのときのケースに応じた話がメインで、ネット炎上と労務管理の関係についてを体系だって説明したりしていませんでした。

なので、今回は、ネット炎上と労務管理について、具体的に会社はなにをすればよいのか、といったことについて書いていこうかと思います。

 

自爆型と通報型

ネット炎上が起きる理由や、その後の「燃え方」には様々なパターンが有りますが、発覚するパターンは以下の2つしかありません。

  • (ネットに炎上の火種を)自分で上げる
  • (ネットに炎上の火種を)他人が上げる

 

業務用冷蔵庫に入った写真を自らネットに上げるみたいに、ネット炎上の原因となった人物本人(以下、炎上犯)が、問題発言、行動、その他諸々について、悪いと思っていなかったり、騒ぎになるなんて思いもせず、ネットに上げる、投稿する、というパターンが1です。まあ、自爆みたいなもの。

一方の2は、炎上犯とは別の誰かが、炎上犯の問題発言や行為を写真や投稿などで晒すことです。

先日、横浜であった、とある企業の花見の場所取り方法があまりに横暴で炎上につながりましたが、当然、炎上のもととなった写真は当事者である会社が自らネットに上げたわけではなく、そういった行為に腹を立てた周辺地域の方でした。通報・密告型とでも言うべきかな。

 

自爆型と通報型で異なる予防法

自爆型と通報型でなにが異なるかといえば、会社の予防方法です。

労務管理で予防的措置というと、社員教育が最もポピュラーですが、その方法が異なるわけです。

自爆型であれば、ネットに変な書き込みはするなとか、ネットは匿名ではないからきちんと節度を持って利用せよ、などのようにきちんと社員にSNS教育を行うことである程度避けることはできます。兎にも角にも、社員本人がネット利用時に気をつけていればいいわけですから。

一方の通報型は、社員がネット利用中だけ炎上に気をつけていても避けることはできません。横浜の花見の件にしても、問題となった看板を置いたのは会社ですが、それを上げたのは他の人。

では、写真を上げた誰かを、会社側が責められるかといえばそんなわけがない。悪いのは、非常識なことをしている側であり、写真を上げた側はそれを広く拡散したに過ぎません。よって、正すべきは炎上に発展するような行為をしていた側、というわけです。

 

普段の企業としての態度が問われる

ただ、正すと言っても、自爆の場合はネット利用時のみ気をつけておけばいいものの、通報に関しては、いつ誰が見ているかもわからないわけで、結局は常に会社としてきちんとしている必要があります。

こう言うと、常に周りの目を気にしてビクビクしてないといけないのか、という感じになりますが、別にそういうわけじゃなくて、普通に常識を持って、周りに迷惑をかけず普段通りに企業活動していればそうそう炎上などしないので大丈夫です。

ただ、運転マナーとか喫煙マナーとか、会社の外で、そういった社員個人の個性が悪い意味で出やすい部分については会社としても気をつけておく必要があるでしょう。

逆に、そういった常識とか周りの迷惑とか、そういったことが普段からおろそかな会社はいつ炎上したっておかしくありません。この記事に出てるとことかね。

タイ全裸の株式会社DYMが評判の隠蔽に使った7つの手法

 

まとめ

自爆型と通報型を比較してわかるのは、自爆型は確かにネットに対する知識や心構えみたいなものが足りないのが原因で起こるものなので、ネット教育・SNS教育が必要ですが、通報型については必ずしもそういうわけではないということ。

通報からはじまる炎上を避けるには、ネット知識なんかより、よっぽど義務教育レベルの常識を身につけたほうがいい。

というわけで、ネット炎上させないための社員教育についてまとめると、

  • 自爆的な炎上はネット・SNS教育で対処可能
  • 通報型はネット・SNS教育では避けられない。より根本的な常識部分の教育が必要
  • ↑例えば、会社のロゴが入った制服や社有車に乗っていると時の社員の行動やマナーについて、など

 

以上です。

 

最後は余談ですが、昨日見たら、Amazonのプライムビデオに「アイルトン・セナ 音速の彼方へ」が来てました。2010年公開のドキュメンタリー映画ですが、劇場まで観に行った上にDVDも買い、今まで何度も見てますが、その度に泣いてしまう名作です。

プライムビデオに来てるのに気がついたときには0時を回っていたので、昨日は半分くらいしか見れませんでしたが、「プロストがぶつけて(89年)、セナがぶつけて(90年)」の流れはやっぱり何度見ても面白いです。セナびいき過ぎるのがちょっとあれですが。

予告編も神がかっている。

The following two tabs change content below.
名古屋の社労士事務所、川嶋事務所の代表で、このブログの筆者。 新しいこと、もの、特にIT関連が大好きで、社労士としては会社・労働者のITトラブル対策・就業規則作成が得意分野。 2016年4月から9月まで中日新聞で「働く人を守る労働保険」を連載、開業社労士専門誌「SR」に寄稿するなど、メディアでの執筆活動も。