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書評

【書評】わかったつもり~読解力がつかない本当の原因~

わかったつもり~読解力がつかない本当の原因~ (光文社新書)
わかったつもり~読解力がつかない本当の原因~ (光文社新書)

わたしは知りたいことや興味のあることができると、泥縄的に本を探して読むため、いつもいつも、最新の、話題になっている本を読む、という読書ライフではありません。

で、そんなわたしが最近読んだのが「わかったつもり~読解力がつかない本当の原因~ (光文社新書)」。こちら、2005年9月発刊の本です。

 

本書を読んでわかるのは、人間というのは、往々にして、そして割と簡単に「わかったつもり」の状態になるということ。

どうして「わかったつもり」になったり、「わかったつもり」からきちんと「わかる」状態になろうとしないのかや、「わかったつもり」からどうやって脱却すればいいのか、といったことが、本書では例文付き何度も読書を「わかったつもり」にしながら解説してくれます(笑)。

詳しい内容は本の中身を読んでもらいたいので省きますが、仕事がら、わたしなんかは法律が改正されたりすると、その法律の条文や関連省令などを読んだりします。

まあ、なにもかも手当たり次第に全部読むかといったら、重要度によって割く時間が変わるとしか言えませんが(笑)、去年のマイナンバーとか今年の雇用保険法の改正なんかは、行政官庁の資料もいろいろ見たりしています。

でも、それでも、資料を読むだけで完璧に理解することは難しくて、関連の研修や書籍を読むことで気づかされることは多くあります。別に、行政の資料や法律の条文に書いてあることがわからないわけではありません。書いてあることの意味は一通り理解しているのに、わかっているつもりなのに、見過ごしている部分が生まれているわけです。

業務に関する勉強をする際に、いつもこうしてわかったつもりの状態が残ることに、わたしはもどかしさを感じていたので、Amazonでお勧めされたときはほとんど反射的にKindleに落としていたわけです。

(てか、11年前の本をしっかりちゃっかりお勧めしてくるAmazonのシステムどうなってんだ!?)

 

結局、本書からわかった、わたしのもどかしさを解消方法はきちんと文章を読み込むこと、というなんとも当たり前というか堂々巡りみたいな結果だったのですが、ただ、本書を読まなかったら、その「読み込み方」がわからずじまいでこの先も行っていた可能性があることを考えると、11年間すれ違い続けたとはいえ、今年、この本に出会えたことは素直に良かったと思います。

今回の記事を読んでくださったの方で、自分の文章理解力に不安のある人はぜひ! と言いたいところだけど、本当に読んでもらいたいネットで人に難癖付けたりするやつって、自分に読解力がないことにそもそも気づいてないんだよなあ、と思ってみたり(笑)。

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名古屋の社労士事務所、川嶋事務所の代表で、このブログの筆者。 新しいこと、もの、特にIT関連が大好きで、社労士としては会社・労働者のITトラブル対策・就業規則作成が得意分野。 2016年4月から9月まで中日新聞で「働く人を守る労働保険」を連載、開業社労士専門誌「SR」に寄稿するなど、メディアでの執筆活動も。