社労士試験

「社労士試験」と検索すると今もついて回る合格率「2.6%」

2016年4月2日

土曜日は軽め、と呪文のように繰り返してもう何週。なかなか軽めに終わった試しががないのですが、それでも言い続けることに意味がある(ねえよ)。

それはそうと、4月になりましたね。

毎年、4月の中旬に社労士試験の詳細が公示され、願書の受付が始まるのですが、その関係か、最近またこちらの記事のアクセスが微増しております。

去年の試験の合格率2.6%は明らかにやり過ぎだったと、今でもわたしは思っていますが、こちらのブログでは、実際に2.6%の被害にあった方々が本人訴訟に動いているようです。

http://blogs.yahoo.co.jp/aij2539

わたしもかつて、選択試験の足切りに泣いた男なので、実際に訴訟が起これば陰ながら応援したいと思っています。

 

今も「社労士試験」と検索するとついてまわる2.6%

で、実は「社労士試験」という単語はGoogleで毎月1万5千回くらい、検索エンジンで検索されています。これはグーグルアドワーズのキーワードプランナーというサービスを使うとわかります。

結構な検索回数なのですが、去年の試験結果発表以降、その検索結果に合格率2.7%が、「社労士試験」単体はもちろん、他のキーワードと複合していても割りと高い頻度で、上位で表示されているのです。

社労士試験

このように社労士試験単体でも、

社労士試験1

「難易度」というキーワードを複合させても、

社労士試験2

「合格率」との複合ではご丁寧に別枠付き。

しかも、2.6%についていつも現れるブログ記事は、「鬼畜合格率」なんて言葉を使って、中を読まなくても、良いように書かれていないのは明らかだとわかるし、なにより目を引く。

これって社労士試験からするとどうなのよ? 社労士試験の評判に延々と傷つけてることに繋がるんじゃないの? とわたしなんかは常々思っているのですがどうなのでしょう。結局、ひいては社労士の評判にも繋がるわけですし。

(誤解無いように言っておきますが、「鬼畜合格率」の記事を書いている人を批判しているのではなく、このような合格率でGOして以降、何の説明もない厚生労働省を批判しているんですよ)。

ちなみに、去年の末に社労士の名を悪い意味で広めた例の炎上事件はというと、今やその事件を調べる目的でもない限り検索結果に現れません。もともと、社労士なんてキーワードは超がつくくらいの激戦区なので、話題にならないうちに虚空の彼方に消えていったのでしょう。

 

例の炎上が、一時のブームだったとすると、こちらの「2.6%」はいわゆるロングテール状態なわけです。

果たして、長期的に見た時に、社労士の評判により傷をつけているのはどちらなのか、と気になるところ。

いずれにせよ、個人的に楽しみ(!? 本当は不安と言うべきなのだろうけど、実際楽しみなのでしょうがない)なのが、平成28年度の社労士試験の受験者数ですね。ここ数年は受験者数が右肩下がりでしたが、今年はどうなるか、ていうか、どれくらい谷が深くなるのか見てみたいと思います。

 

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  • この記事を書いた人

社会保険労務士 川嶋英明

社会保険労務士川嶋事務所の代表。「いい会社」を作るためのコンサルティングファーム「TNC」のメンバー。行動経済学会(幽霊)会員 社労士だった叔父の病気を機に猛勉強して社労士に。今は亡くなった叔父の跡を継ぎ、いつの間にか本まで出してます。 3冊の著書のほか「ビジネスガイド」「企業実務」などメディアでの執筆実績多数。

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