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何を売りにしているかで会社が避けるべき不祥事は変わるという話

下世話な話題ですが、ベッキーとゲスの極み乙女川谷氏の件、川谷氏に比べてベッキーが叩かれすぎということで、女性差別なのでは、との批判があります。

「ベッキーの没落は、芸能界の女性差別を反映している」英紙ガーディアンが批判

つーか、川谷の方には氏ってつけて、ベッキーにつけないって、これも差別になんのかな? でも、ベッキー氏って変じゃないですか?

おおっと、話がずれた。

ええ、不倫をしたのはベッキーと川谷氏両者の罪であり、両者にとって同じ罪なのに、なぜ、ベッキーだけが活動停止に追い込まれるほど叩かれないといけないのかというわけです。

こうした批判や意見は、大事な前提をすっ飛ばしている気がするんですよねえ...。

 

ベッキーと川谷氏は何を売りにしていたのか

まず、考えないといけないのはベッキーと川谷氏が、芸能界という場所で何を売りにしていたか、商品にしていたかということ。

川谷氏の場合はわかりやすいですよね。ゲスの極み乙女というバンドの「歌や曲、ライブパフォーマンス」などです。

じゃあ、一方のベッキーは何を売りにしているかというと端的に言えば「イメージ」なわけですよ。「清廉潔白で元気なイメージ」です。

で、「歌や曲、ライブパフォーマンス」と「清廉潔白で元気なイメージ」の2つの商品を比べたときに、不倫によってより大きなダメージを受けるのはどちらか、と考えれば、答えは言うまでもないでしょう。

そもそも、同一の罪に対して、その罰が同一でないことなんていくらでもあるわけですよ。殺人事件だって、死刑になる場合もあれば、懲役で済むこともある。オウムの事件だって、下ってる判決は人によって結構バラバラ。

 

致命的な不祥事が何かは売っている商品によって変わる

で、商売を行っている人が今回の件で学ぶべきことは、自分が何を売っていて、その本質が何かを間違えてはいけないということだと思います。

今回の件で言えば、ゲスの極み乙女と川谷氏にとって不倫という不祥事は、それほど致命的な問題ではありませんでした。しかし、2013年の佐村河内守のときのようなゴーストライター騒動や、去年末の平浩二氏によるミスチルの「抱きしめたい」の歌詞丸ぱくりのような盗作問題が起これば、どうなるかはわかりません。

それは、アーティストが売る商品にとって、ゴーストライターや盗作は非常に致命的な問題だからです。

逆に、ベッキーが自分の著書や楽曲で、ゴーストライターを使っていたり盗作が行われていても、それほど問題にはならないでしょう。

 

それは外箱の問題か中身の問題か

こうした問題を企業不祥事に例えて考えてみましょう

あるお菓子会社の商品に何かしらの不具合があったとします。

それがお菓子や食品のの箱や包装が汚れていたり傷んでいたとしても、それほど大きな問題にはなりませんが、中身に異物が混入していたり、賞味期限が切れていたりすると大問題になりますよね。

要は何が外箱で、何が中身かきちんとわかっていないといけないわけです。

そして、当然ながら、企業・個人を問わず、自身の商品の「中身」となる部分での不祥事は絶対に避けるべきなのです。

 

労務管理上の問題も「中身の問題」になりつつある

労働基準法や安衛法等の労務管理上のコンプライアンス違反というのは、以前は外箱の問題で、それほど企業にとって大きなダメージをもたらすものではなかったと思います。

しかし、ブラック企業という言葉が定着して以降は、どんどん「中身」の方に近づいてきていて、実際、ブラック企業の烙印を押されて以降、和民なんかは経営的にもかなり厳しい状況にあります。

労務管理上のコンプライアンス違反が企業にとって致命的なダメージとなり得るのは、まだまだ大企業、それもBtoCタイプの企業が大半ではありますが、中小企業だからといって、大きな問題にならないとは限りません。

労務管理上の問題が会社の経営にとって致命的なことになる前にきちんと対応すべきでしょう。

ベッキー♪# FIRST LIVE TOUR 2010「心の森」 [DVD]

しばらくはこういったツアーもできないでしょうね。彼女が唄う度に、ゲスの極みがちらつくだろうし

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名古屋の社労士事務所、川嶋事務所の代表で、このブログの筆者。 新しいこと、もの、特にIT関連が大好きで、社労士としては会社・労働者のITトラブル対策・就業規則作成が得意分野。 2016年4月から9月まで中日新聞で「働く人を守る労働保険」を連載、開業社労士専門誌「SR」に寄稿するなど、メディアでの執筆活動も。