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読書に特化したハード、Kindle Paperwhiteをレビュー

2016年1月11日

昨年末にKindle Paperwhiteを買いました。
Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi
Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi

で、それから10日以上使ってますが、これがすこぶるいい。

昨年の3月まではガラケー&Nexus7(7インチタブレット)で、電子書籍を読むのが常でしたが、それがiPhone6に変わってからは、読書時間がかなり減っていたというか、本は読んでいるんだけれども、画面が小さいせいか、ニュースアプリを読んでいるようで読んだ感が全然感じられなかったので、大満足。

 

Kindle Paperwhiteって何?

Kindle Paperwhiteとは、Amazonが出している電子書籍端末で、電子書籍を読むことに特化した端末。

iPadなどのタブレット端末と大きく違うのは、画面にe-inkという電子的なインクを使っていること。これにより通常の液晶よりもインクに近い質感で本を読むことができます。

しかも、このe-ink、液晶と違って電池を全然食わない。Amazonの紹介ページでは電池持ちが「1日30分の読書なら数週間」とありますが、その言葉に偽りなく、読書時間は日によってまちまちとはいえ、わたしの端末も、12月31日に届いて満タンまで充電して以来、今日まで一度も充電してません。

このe-ink版のKindleは現在、Kindle、Kindle Paperwhite、Kindle Voyage3モデルが発売されていて、無印のKindleが一番廉価でVoyageが高級モデル。

ただ、無印とそれ以外の差はスペック的にもかなり大きいですが、PaperwhiteとVoyageは、新型発売のタイミングもあり、値段ほどの差はないと思います(画面のdpiも同じだし)。

今回は、10日ほど使ってみての、Kindle Paperwhiteの良い点・微妙な点をまとめてみたいと思います。

 

Kindle Paperwhiteの良いところ

①読書に集中できる

もうこれ。このために買ったといってもいい。

iPhoneやタブレットだと手癖ですぐTwitterやFacebook開いちゃったり、通知に気を取られてしまいますけど、本しか読むことのできないKindleではそうした余計なことに気を取られることなく読書することができます。

②目が疲れない

PaperwhiteとVoyageには画面にバックライトがついていて暗い所でも読めますが、部屋が十分明るかったり、電気スタンドを使えば、バックライトを完全に切っても本を読むことができます。

液晶見ていると目が疲れる、というのは結局このバックライトのせいなので、これなしでも本を読めれば目が疲れることはないわけです。ただ、バックライトを入れないと、全然画面がホワイトでないのはマイナスポイントですが(笑。バックライトなしの状態だと、画面が昔のゲームボーイみたいな色になるのは仕様上しょうがないのかな?)。

③軽い

リアルの重さが、です。Paperwhiteは他のシリーズよりも重量が重いのですが、それでもWi-Fiモデルで205g。Nexus7(2012)は堂々300オーバーでしたからね。ずいぶん軽く感じます。

④電池が持つ

わたしの場合、バックライトを切ってるから、というのもありますがとにかく持つ、というのは既にお話しした通り。

 

Kindle Paperwhiteの良くないところ

①動きがもっさり

画面タッチでページが切り替わるものの、なんかワンテンポ遅いんですよねえ。

②画面焼けしやすい

電子インクの特性なのか、画面を切り替えると、前のページの内容が微妙に残るんですよねえ。気にしなければ気にならない範囲ですが。

③自炊書籍やマンガには向いてない

Kindle Paperwhiteの容量はなんとたったの4GB

それでもKindle本を読む分にはいいんですよ。文字だけの書籍なら一冊1MBすら超えないので。ただ、マンガだとワンピースの79巻だと32MB。現在80巻まで発刊されているワンピース全巻を端末に入れたら、容量はもうパンパンです。(クラウドに置いておけばいいんだけど)

加えて、自炊した書籍だと、画質によっては平気で100MBを超えるので、全然入らない。

そもそも、Kindleは白黒なので、カラーページなどもあるコミック、マンガはそもそも…。

あと、何の対策もせずに自炊すると、裏のページが透けて映ることがあるんですが、e-inkは繊細すぎるのか、その透けた絵まで表示してしまうので逆に汚く見える(液晶はコントラストの調整なのか、そこまでは映らない)。

よって、わたしはマンガ専用機として、お古のNexus7は内臓のアプリを可能な限り削除・無効化してPaperwhiteと共存させることにしました。

マンガ目的だったり、より多目的に使いたいなら、Kindleより、たぶんこっちのほうがいいはず。ストレージが小さいくらいで性能的にはNexus7とほぼ変わりません。

プライム会員のキャンペーンの注意点はこちらをどうぞ

Kindle端末がAmazonプライム会員だと割引される件についての注意点

④スライダーがない

スマホ版のKindleアプリにあるページを送るためのスライダーがないので、既読本からほしい情報を探すのが大変。まあ、おかげでKindle内できちんとメモを取るようになったので、iPhoneなどの他の端末から探すときは便利になったと言えば便利になった。

 

Kindle Paperwhiteは読書のための端末

こんなところです。

スマホやタブレットPCと比べると、様々な点でハード的には貧弱だったりしますが、液晶と比較して目が疲れない、電池持ちがいいなど、電子書籍専用端末で読書に集中できるという一点において、Kindleはめちゃくちゃ優れているので、不満点もいろいろ書きましたが、個人的にはそれほど気になりません。

誰にでもお勧めできる端末かというとそうではありませんが、電子書籍で本を読むことがすでに習慣化している人なら、十分満足できるでしょう。

電子書籍を読める端末は世の中いくらでもありますが、電子書籍に集中できる端末はKindleだけですからね!

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  • この記事を書いた人

社会保険労務士 川嶋英明

社会保険労務士川嶋事務所の代表。「いい会社」を作るためのコンサルティングファーム「TNC」のメンバー。行動経済学会(幽霊)会員 社労士だった叔父の病気を機に猛勉強して社労士に。今は亡くなった叔父の跡を継ぎ、いつの間にか本まで出してます。 3冊の著書のほか「ビジネスガイド」「企業実務」などメディアでの執筆実績多数。

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