物欲と怠惰の年末年始のお休みを過ごした社労士の川嶋です。
で、その物欲に任してようやく買いましたよ、Kindleペーパーホワイト。
わたし、プライム会員になると4000円分のAmazonギフト券が付くという口車に乗せられ、ついでにプライム会員にもなったけど、年会費は先払いのくせに、1年以内に解約するとギフト券で使用した分の残高を請求するとのこと。
ということは、ちょうど1年で解約すると4000円分のAmazonギフト券はなかったことになり、1年を1日でも超えると翌年の年会費を引き落とされるというわけです。あれ? これって実質2年契約じゃないですかね?
まあ、いいや。今年の年末年始はプライムビデオで年会費の4000円分×2の元を十分に取るくらいには動画見たし。
毎月無料で1冊読めるKindleオーナーライブラリー
さてさて、Kindleペーパーホワイトのハードの中身について詳しいことは後日改めて書きたいので省略しますが、プライム会員でKindle端末を所持すると、その特典としてKindleオーナーライブラリーというサービスを受けることができます。
Kindleオーナーライブラリーとはプライム会員でKindle所持者に限り、月に1冊、Kindleオーナーライブラリー対象本を無料で読むことができるサービス。ちなみに、このKindleオーナーライブラリーは無料配布ではなくレンタルみたいなものなので、翌月別の本を読みたい場合は、その前の月の本のデータは端末から消えてしまうらしいです。
タダで読まれると本の著者は困るのではと思うかもしれませんが、このKindleオーナーライブラリーでは、Kindle所持者このサービスを通じてがタダで本を読んだ場合も筆者にロイヤリティが発生します。
AmazonがKDPセレクトグローバル基金というものを設立していて、購読ページ数の過多によってその基金から各筆者へ分配金が支払われる仕組みになっているからです。ぶっちゃけ、図書館なんかよりよっぽど著者に優しい。
Kindleオーナーライブラリーを悪用する不届き者が!
で、せっかくKindleオーナーになったんだからと、このサービスを使ってみたいと思ったわたくし、Amazonでいろいろ探してみたのですが、Kindleオーナーライブラリーに登録されている本は、大手出版社はほとんど参加しておらず、そのほとんどが個人出版のもの。なので、正直良さそうな本があんまりない。
で、そうやってAmazonのジャングルをさまよっているとありましたよ、いかにも香ばしそうなやつが。
なんと定価2万円!!
しかも、紙の本の長さで 32 ページってペラペラやん。この時点でもう情報商材の詐欺丸出し。
誰がこんなの買うんだよ、と思ったが、この本、Kindleオーナーライブラリー対象本となっているので、誰も買わなくてもKindle所持者が無料だからと、だまされたと思ってダウンロードさえしてくれれば、それだけで利益が発生するというわけ。
2万円という価格付けも興味本位のダウンロードを誘発する気満々です。
しかも、この本の筆者の東條燈里の筆者ページの写真を、
Amazonのアフィを貼ってるのは金目的ではなく、一応の一応肖像権とか著作権に触れないためなので勘違いないように!
Googleで画像検索すると、出るわ出るわ。
どれも、サイトの作りが貧相なのが笑えるが、これだけ関連性のないページでわんさか出てくるって事は、この写真の女性は、HP作成会社御用達のフリー素材のモデルかなにかでしょう。
で、普通に考えれば、東條燈里という人がそうしたフリー素材のモデルをやってる可能性より、どっかの誰かがこの画像を引っ張ってきて架空の著者として作り上げたと考えるのが妥当。フリー素材のモデルやってるなら、割と大きなPRポイントなので普通は著者の自己紹介欄に書くでしょうし。
画竜点睛を欠くAmazon
商品の安さとか、プライム会員へのサービスの厚さとか、Amazonには評価できる部分が山ほどあるわりに、Amazonレビューのように、もう少しどうにかならないの? と思う部分が多いのも確かで、今回の件もまさにそれ。分配金の公平な分配のためにもさっさとアカウント凍結してくださいって話。
ただし、こうしたKindleオーナーを狙った分配金狙いのやり方は以前に比べると効果が薄くなっている可能性は高いですね。というのも、この分配金の分配方法は、つい最近まで読者が読んだページ数ではなく、各端末にダウンロードされた数で決まっていたからです。
つまり、ダウンロードさせればこっちのもの、という状態だった訳ですが、読者が読んだページ数基準になると32ページしかない内容の薄い本に分配される額というのは微々たるものでしょうね。全部読んだって32ページにしかならないわけだし、内容のない本なんて数ページ読めばそれ以上は読まれませんしね。
迷った挙句、というよりは消去法で、初めてのKindleオーナーライブラリーではこちらの本を借りてみました。