労務管理と行動経済学

今年は良い年だったと思うために大晦日にすべきこと

2015年12月31日

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今冬、名古屋は雪が降りそうにない暖かさです

2015年最後の日、皆さんどうお過ごしでしょうか。5年位前に部屋のテレビを捨てて以来、季節感というか年間の行事の感覚がイマイチ掴めない人間になってしまったので、わたしはいつもの一日と変わりありません。

Kindle欲しさにプライム会員のお試し期間登録したので、それでアニメとか内さまとか観てます(映画はあまりみない人なのです)。

魔法陣グルグル。懐かしすぎ&現在漫画で2も連載中なのでついつい観てしまう。なんというかギャグが子供だましに逃げてないので今でも面白い。

で、これを読んでる方の中にはすでに気持ちはもう明日に迫った2016年に移っているのかもしれませんが、その前に2015年をもっと良い年にしておきませんか? というのが今回の主題。

 

「Three good thing」とピークエンドの法則

ポジティブ心理学の大家であるセリグマン教授が提唱するうつ病対策に「Three good thing」というものがあります。

方法は簡単で、寝る前にその日の良かったこと3つ以上、なるべく具体的に書きだす、というもの。これを行うだけで、行わなかった人達に比べ幸福度のスコアがどんどん上がっていくそうです。

どうして、寝る前にその日の良かったことを3つ書き出すだけでそのような効果が得られるのかというと、これは以前このブログでも紹介したピーク・エンドの法則で説明がつきます。

ピークエンドの法則とは、自分自身の過去の経験について、その時の感情のピークとそれが終わったときの感情の平均によって判断を下すという心理的なバイアスのことです。

ピークエンドの法則に則れば、その日1日の印象というのは、その日のピーク、つまり、最も印象の残る出来事と、その日の終わり、つまり眠る前に大きく左右されます。

その眠る前に良かったことを3つ書き出す、思い出すことで、何もなかった1日かも知れない、あまり良くない1日だったかもしれないその日1日の印象を、それほど悪くなかった、幸福であったと塗り替えることができるわけです。

要するに、終わりよければすべてよし、というのはあながち間違いでもないわけです。

 

2015年よかったこと3つ

この「Three good things」が1年という単位でも効果があるのかはぶっちゃけわかりませんが、やらないよりは全然いいだろうということで、わたし2015年の良かったこと3つを書き出してみました。

1.今年も良い出会いに恵まれた

個人名は出せないので詳細は省きますが、何事も出会いあってこそだと日々感じております。

2.事務所セミナーを開催した

旧本部事務所以来のセミナー、来年以降も定期的にできればと思っています。

3.事務所サイトをリニューアルした

良い師(と勝手にそう仰いでいるだけだけど)に巡り会えたおかげで、リニューアルに踏み切れ、以降順調にアクセスが増えております。

 

みなさんも2015年について振り返る際は、反省もいいですが、ピークエンドの法則を最大限生かすためにも、振り返りの最後は良かったことを書き出してみることをオススメします。

 

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  • この記事を書いた人

社会保険労務士 川嶋英明

社会保険労務士川嶋事務所の代表。「いい会社」を作るためのコンサルティングファーム「TNC」のメンバー。行動経済学会(幽霊)会員 社労士だった叔父の病気を機に猛勉強して社労士に。今は亡くなった叔父の跡を継ぎ、いつの間にか本まで出してます。 3冊の著書のほか「ビジネスガイド」「企業実務」などメディアでの執筆実績多数。

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