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ストレスチェック 労務管理

ストレスチェックの費用の相場を調べてみた

2016/07/15

追記:ドクタートラストさんの料金の説明で、わたしが勘違いしている部分があったので訂正しました。

 

ストレスチェックについては、ネットでタダでできるのになんで医師や保健師にやってもらわないといけないんだと不満たらたらのわたしですが(別に自分が受けるわけでもないけど、お客さんの中には行う必要のある会社もあるので、代わりに怒ってるのです)、とはいえとはいえ、よくよく考えてみるとストレスチェックっていくらくらいかかるのかよく知らなかったので調べてみました。

どうもストレスチェックを行う業者というのは、医療関連IT関連に大別できるようです。以下で取り上げるサイトはグーグル検索ででてきたもの(ほとんどが広告で、だけど)をちょちょいと拾っただけで、当事務所や筆者とは何の関係もないですし、褒め称える意図も貶める意図もありませんのであしからず。

 

医療コンサル 株式会社ドクタートラストの場合

まずは医療関連ででてきたドクタートラスト。産業医紹介の大手ですね。

そちらでストレスチェックを行うとこんな感じだそうです。

ドクタートラスト

ストレスチェックの料金(ドクタートラストHPより引用)

スクショ撮って勝手に拝借してきた料金表ですけど引用の要件は満たしていると思うので大丈夫、かな?(ご担当者の方、何か問題あったらご連絡ください) 画質の粗さが気になる方はぜひリンク先をご覧ください。

で、料金をみたら、うげげげ、結構高い、と最初は思ったけど、1人頭で割ると産業医契約がない場合でも「18万円÷200人」で1人900円。産業医契約を結んでいたら1人頭600円、キャンペーン中なら500円。そう考えるとそこまでガーガー言わないといけないような値段でもなさそう。

ただ、ここの会社、料金の基準が企業単位なので、例えば法人全体では労働者が500人ちょっといるけど、50人以上の事業所は1箇所だけでストレスチェックを行うのがそこだけ、という場合でも、この料金体系だと501~600名の料金がかかりそう。

追記:ドクタートラストさんから訂正がありました。実際には労働者数から決めているため、上記の場合でも「200名以下の料金」となるそうです。

さて、肝心のストレスチェックの内容ですが、ドクタートラストさんのHPに

■ストレスチェックにあたって
・厚生労働省のガイドラインに沿って行い、設問は推奨されている57項目とします。
*なお、厚労省システムの仕様によりサービスの内容に変更がある可能性がございます。
・産業医は原則、定例訪問日の時間内での面談業務のみとします。
追加訪問での対応をご希望の場合は、別途ご相談下さい。
・実施に関しては、ドクタートラストの保健師及び、精神保健福祉士が窓口となります。

ストレスチェックの料金(ドクタートラストHPより引用)

とあるので、以前紹介した厚労省のHPで受けられるものと多分同じのようです。…お、おう。

ただ、ストレスチェックは受けて終わりというものではなく、受けた後の高ストレス者に対するケアも重要なので、その点、こちらはストレスチェックの流れで産業医さんにお願いできるのが利点かもしれません。

 

東大発ベンチャー AltPaperの場合

お次はIT関連のAltPaper

こちらは紙ベースとウェブベースで料金が違います。

AltPaper1

 

紙のストレスチェック価格例(Altpaper HPより引用)

AltPaper2

Web版のストレスチェック料金表(Altpaper HPより引用)

やはり紙ベースのほうがコストがかかる分やや割高ですね。150人以降は1人あたり470円(纏めて回収タイプ)となっていますが、それ以下だと1人あたり600円から800円くらい。

Web版は初期費用3万円+1人あたり230円という料金体系で、初期費用を割る頭が増えるので、ストレスチェックを受ける人が増えるほど1人あたりの金額は下がります

また、こちらはドクタートラストと違い、金額のもととなる労働者の算定は事業所あたりのようです。

なので、先程の例で言うと、法人全体では労働者が500人ちょっといるけど50人以上の事業所は1箇所だけでストレスチェックを行う場合でも会社の人数ではなく事業所にいる人数で算定されるわけです。

ただし、法律で定められているようにストレスチェックは医師や保健師等が行う必要があります。そのためAltPaperのホームページでも、

・医師・保健師等が実施者になること
労働者50人以上の事業場では産業医の選任義務がありますから、産業医の先生に実施者になっていただくのがお勧めです。
・ストレスチェックの実施
Altpaperストレスチェックキットは「ストレスチェック」及び「結果の通知」の部分を代行するサービスです。
・労働者から申し出があった場合、医師などによる面接指導を行うこと
結果に基づく面接指導や事後措置に関しては、実施者・事業者にて行う必要があります。産業医または、専門医等にご相談ください。
・実施結果の報告
年1回、所轄労働基準監督署長に検査結果等報告書の提出が必要です。

(赤文字は筆者による)

ストレスチェック制度を満たすために必要なこと(Altpaper HPより引用)

とあるように、AltPaperが行うサービスだけでは法律の要件満たせていないと言ってるも同然のことが書いてあります。まあ、ストレスチェック対象の事業所には産業医が必ずいるはずなので、ということなのでしょうが、パッと見安く見えるストレスチェックの料金も、産業医にかかる料金を考えるとドクタートラストと大して違わない気がしないでもありません。

あと、内容についての詳しいことは書いてなくてわかりませんでした。なぜ安いのか、という説明はすごかったけどね。

 

ストレスチェックの相場

というわけで、ストレスチェックの相場ですが(相場というにはサンプルが少ないですが)、ストレスチェックだけなら高くても労働者1人あたり1000円はいかない、だいたい500円から800円くらいが相場となりそうです。ただ、ストレスチェック制度全体のコストも考えると、医師(産業医)や保健師にかかる費用をどのように含むかで幅がありそうです。

例えば、こちらの株式会社フェアワーク・ソリューションズのサービスの場合、ストレスチェック後の面接指導も含めた額で1人あたりの年額1500円(社員数50~500名)となっています。

また、ストレスチェックの金額の算定基準が会社単位なのか事業所単位なのか、あるいは実際に実施した労働者基準なのか、それとも他の基準なのかはきちんと見たほうが良さそうです。

でね、実はストレスチェックを行う事業所に対する助成金があるのですが…。こちらは文句が長くなりそうなので又の機会に。

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名古屋の社労士事務所、川嶋事務所の代表で、このブログの筆者。 新しいこと、もの、特にIT関連が大好きで、社労士としては会社・労働者のITトラブル対策・就業規則作成が得意分野。 2016年4月から9月まで中日新聞で「働く人を守る労働保険」を連載、開業社労士専門誌「SR」に寄稿するなど、メディアでの執筆活動も。