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F1

北京とシンガポールで異なった戦略の深さの差

2016/04/20

フォーミュラEの北京ラウンド、F1のシンガポールGPと違うカテゴリーの市街地レースを2週連続で観戦することができた今月でしたが、両者を比較すると、やっぱ腐ってもF1だなあ、と思ってしまいましたね。まあ、生まれたての赤子のようなカテゴリーと、世界最高峰として数十年にわたって君臨するカテゴリーを比較すること自体ナンセンスなのかもしれませんが。

さきにフォーミュラEの話をしてしまうと、ワンメイクらしい各車が接近したレース展開は悪くなかったのですが、メディアが目玉として持ち上げていたマシンの乗り換えは盛り上がりに欠けました。というか、ピット戦略はF1にしろインディにしろ耐久レースにしろ、レースの魅力の大きな部分を占めるわけですが、その戦略がすべてのマシンでワンストップに限定されている上、電費の問題でタイミングまでほぼ同じでは盛り上がるわけもない。

北京のコースレイアウトが単調すぎだったのと、最後のプロストとハイドフェルトのクラッシュの件を差し引いてもやはりちょっと退屈でしたね。

そして、それとは全く正反対の展開になったのが先週末のシンガポールGP。

ポイントリーダーのロズベルグがフォーメーションラップで動けず、結局、最初のピットストップでリタイア、波乱の始まりになったシンガポールGPに、レース中盤に導入されたSCがそれに拍車をかけます。

SCのタイミングでステイアウトしたハミルトンとレッドブルの2台が1-2-3でレースをリードする一方、真新しいタイヤでその後を追うアロンソ。しかし、圧倒的な速さで後続に対してリードを築いていき最終ストップ分のタイムを稼ぐハミルトンと対照的に、レッドブル2台にはそこまでの速さはなく、トラックポジションを守るためにくたびれたタイヤで最後まで行くことを余儀なくされました。

結局、ハミルトンは最終ストップで一度はヴェッテルにラップリーダーの座を譲ることになりましたが、タイヤの差は如何ともしがたく、抜きにくいマリーナ・ベイストリートサーキットでいとも簡単にヴェッテルをオーバーテイク。それでもレッドブル2台はなんとかアロンソの追撃を最後までしのぎ2-3を決めるなど、最後まで見どころの多いレースとなりました。

フォーミュラEがまだまだ発展途上のカテゴリーとはいえ、F1もまた常に変化し成長し続けるカテゴリー。F1の持つエンターテイメントパワーをまざまざと見せつけたのが今回のシンガポールGPといえるのではないでしょうか。特に戦略がレースに与える影響には両者に雲泥の差がありました。  

しかし、F1が抱えているマネーの問題は非常に根深い一方、フォーミュラEは将来的にはマシン乗り換えではなく、ワイヤレス充電によってマシンのエネルギーを確保する予定があるなど、技術的にも戦略的にもこれからが楽しみな部分が多くあります。

このままフォーミュラEが順調に発展を続ければ、どこかでF1とフォーミュラEのポジションがクロスオーバーする日も来るかもしれませんが、そのときもまた「マネー」が顔を出すのでしょうか。今から楽しみのような心配なような複雑な気持ちです。

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名古屋の社労士事務所、川嶋事務所の代表で、このブログの筆者。 新しいこと、もの、特にIT関連が大好きで、社労士としては会社・労働者のITトラブル対策・就業規則作成が得意分野。 2016年4月から9月まで中日新聞で「働く人を守る労働保険」を連載、開業社労士専門誌「SR」に寄稿するなど、メディアでの執筆活動も。